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職種間及び組織間ネットワークがソーシャルワーカーのコンピテンスに与える影響

研究課題

研究課題/領域番号 11710125
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関四国学院大学

研究代表者

松岡 克尚  四国学院大学, 社会学部・社会福祉学科, 助教授 (90289330)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードソーシャルワーク / ネットワーク / ネットワーク・アプローチ / コンピテンス / コーディネーション能力 / 資源交換 / 職種間ネットワーク / 組織間ネットワーク / 社会福祉援助構造 / 社会ネットワーク / ソーシャルサポート・ネットワーク / ネットワーキング
研究概要

これまでの研究で、サービス利用者・提供者の双方においてネットワーク性を重視していくパースペクティブ(ネットワーク・アプローチ)の提示を試みた。ただし、このアプローチは未だ抽象的な状況に留まっており、その具体的な介入戦略を描き出なさければどのようなコンピテンスが求められるかも見えてこない。今年度は、まずこの課題を果たすべく文献による理論モデル構築の作業を行った(平成12年12月まで)。その際に、ネットワークが活用される要因に「資源交換」の必要性があるという点に着目し、同様の視点から組織同士のネットワークを把握しようとする「資源依存パースペクティブ」を参考にしながら「資源調達モデル」の提示を試みた。このモデルに従えば、ネットワーク・アプローチで重視されるネットワーク性の各要素は、その幾つかの間で同時に達成することが困難な状況にあるという仮説が導き出された。もし、この仮説が正しいのであればネットワーク性の全てを最大化することではなく、むしろ各要素間のバランスを保ちながら「最適化」を図ることが重要な援助戦略になってくる。したがって、サービス利用者・提供者のコンピテンスの中でも、この意味で最適化を可能とする力量(コーディネーション能力)が、ネットワーク・アプローチの中では特に求められることを示唆してみた。同時にこのことは、サービス利用者・提供者のネットワークにおける最適化の具合がそれぞれのコンピテンス(コーディネーション能力)に影響を与えているという逆の可能性をも示すものでもある。
以上の理論的検討を終えてその実証的な裏付けを得るために、「職種間ネットワーク」とワーカーの「コーディネーション能力」に絞って、平成12年12月にフォーカス・グループを実施して調査票作成の参考にした上で、平成13年2月より東京都の老人介護支援センターの職員を対象に調査を実施し、実態分析と仮説検証を行った。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 松岡克尚: "社会福祉援助における「統合ネットワーク」概念の検討"社会福祉実践理論研究. 9. 53-64 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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