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心身障害児者の家族を対象とするFLE(家族生活教育)プログラムの開発とその評価

研究課題

研究課題/領域番号 11710126
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関四国学院大学

研究代表者

渡辺 顕一郎  四国学院大学, 社会学部, 助教授 (50279121)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード心身障害 / 家族支援 / 家族生活教育 / 家族ストレス / 親支援 / 子どもの自立 / 家族福祉 / 効果測定
研究概要

今年度も、引き続き心身障害児者の家族支援策の一環として、障害児者の親を対象とし、「障害をもつ子どもの自立」を主要なテーマとして設定したFLE(家族生活教育)プログラムの開発とその洗練化に努めてきた。その結果、以下のような研究成果を得ることができた。
1.昨年度までの研究に基づきマニュアル化されたFLEプログラムに沿って、京都市及び香川県下において引き続きプログラム実践を行った。プログラム評価や効果測定の結果、参加者(親)の抑欝度と子どもに対する感情に肯定的な変化が認められるなど、一定の援助効果を確認することができた。
2.FLEプログラムにおいて使用できる独自の効果測定尺度の開発を目指し、今年度は、心身障害児者の親を対象とする「子どもの自立に関するストレスと対応資源」に関する実態調査を、京都府下及び香川県下において行なった。結果的に736名のサンプルを得て、尺度の標準化を目的とする統計分析を行なうとともに、子どもの自立に関するストレスとその対応資源についての因子構造を明らかにすることができた。
3.上記2の調査研究により、効果測定尺度の開発をほぼ完了させることができた。また、この調査によって、心身障害児者の親が子どもの自立をめぐって総じて心理的ストレスを抱えている傾向や、またストレスに対応する社会資源が十分に整備されていない実態を把握することができた。この結果によって、改めて心身障害児者の家族支援策の整備・充実が必要であることを認識するとともに、筆者が開発してきたFLEプログラムの内容を検討しなおすための重要な知見が得られたと考える。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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