研究課題/領域番号 |
11710154
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 女子栄養大学 |
研究代表者 |
田代 美江子 女子栄養大学, 栄養学部, 助手 (40297049)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 性教育 / 純潔教育 / 戦後改革期 / 占領下 / 売買春問題 |
研究概要 |
平成12年度においては、平成11年度から取り組んでいる「純潔教育」に関する資料収集と現地調査を継続して行った。特に、第1回「全国純潔教育研究集会」が開催された栃木県宇都宮市への調査では、当時の様子を知る人に会うことができ、貴重な話を聞くことができた。ただし、調査の日程が当初より遅れたため、その成果をまとめるにあたっての課題がまだ多く残されている。この第1回「全国純潔教育研究集会」については、現在のところ次の点が明らかになった。 1.開催日は1965年10月22・23日で、栃木県宇都宮市内の小・中・高等学校を会場に開催された。参加人数は900人を超えたという。 2.栃木県教育委員会、宇都宮市教育委員会、栃木県、宇都宮市が主催し、相当の予算が計上されたことによつてこの大会を開催することができた。 3.大会開催の趣旨は「学校および家庭における純潔教育に関する当面の諸問題について研究協議し、心身ともに健康な国民の育成に寄与する」ことであり、標題として「人づくりとしての純潔教育に教師と親はどのように取り組んだらよいか」ということであった。 4.公開授業は小・中すべての学年、家庭教育学級、特殊学級で23授業、学校行事、体育、道徳、特別活動、保健体育、学級活動などで行われた。 5.次回の大会は大阪で開催する予定であったが、実際には2回目以降の大会は開催されなかった。 この他、研究計画に従って、性教協「男性形成研究プロジェクト」の一環として、性教協夏期セミナーにおいて報告を行い、『日本の男はどうつくられたか』(十月舎、7月刊行予定)にその成果を論文として発表する。
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