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日本文学研究における読書論の役割、及びその動向についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 11710232
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国文学
研究機関信州大学

研究代表者

和田 敦彦  信州大学, 人文学部, 助教授 (90283225)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード読書論 / 日本近代文学 / 読者 / リテラシー
研究概要

本研究では、読書、及び読者についての研究について幅広く調査すると共に、それらが現在どのような有効性を持つのかを考えることをねらいとしている。今年度は、これまでの調査によって収集した関連文献データを、検索可能なデータベースとして一般公開するとともに、日本文学研究の領域にとらわれずに、広く情報の受容能力にかかわる研究について調査し、日本文学研究との接点について考え、それを実践的な研究として論文化していった。
具体的には二つの方向で研究をすすめた。一つは、現在の情報環境についての諸論を、読書文化という観点から検討し、映画やビデオゲーム受容と、読書能力との相互関係について検討した。さらに、情報通信技術と現在の出版文化や文学教育との関係について、読書論の立場から検討し論文化した。前者については今年度発表し、後者については来年度発表される。
もう一つの方向は、具体的にいかに読書文化は成立してきたのか、についての史的な調査の方向である。今年度初頭にまとめた論が、中央の印刷物によって読書を史的に論じる方法をとっているのに対し、さらに地域研究の成果をいかしながら、どのようにそれらが地域において享受されていたのかを考え、調査した。この内容については来年度学会において発表する予定となっている。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 和田敦彦: "メディアの中の読書行為-ビデオゲームと戦争の表象-"日本文学. 49-8. 45-57 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 和田敦彦: "メディアの中から「読むこと」を問い直す"月刊国語教育. (発表予定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 金子明雄,高橋修,吉田司雄: "ディスクールの帝国"新曜社. 394 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 和田 敦彦: "読書論・読者論の地平"若草書房. 277 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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