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ゲルトルート・コルマルにおける「身体=テキスト構造」

研究課題

研究課題/領域番号 11710275
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 独語・独文学
研究機関名古屋大学

研究代表者

大内 庸子  名古屋大学, 言語文化部, 助教授 (00273201)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードゲルトルート・コルマル / 舞踊と文学 / モダンダンス / ドイツ抒情詩 / 舞踊 / 身体
研究概要

昨年度の課題であったゲルトルート・コルマルのテキストの分析による『身体=テキスト構造』に関しては、その成果を論文「詩と舞踊の交点-ゲルトルート・コルマルの詩「薔薇の踊り」を手がかりに-」にまとめ、発表した。この論文では、「薔薇の踊り」において踊り子の衣装が、テクストの表象であり、踊る身体と布の緊張関係が、世界と言語の緊張関係として理解し得ることを示した。また、マラルメのロイ・フラー論との比較を行った。
本年度の課題である舞踊家シャルロッテ・バラおよびアスコーナの芸術家コロニー「モンテ・ヴェリタ」に関しては、まず1学期をRudolf Lammel:"Der moderne Tanz"(1928)、Harald Szeemann:"Monte Verita:Berg der Wahrheit"などの文献資料の読解に充てた。その結果、第二次大戦終結までのモンテ・ヴェリタは、ヨーロッパの知的な結節点の一つであり、アナーキズム、神秘主義、モダニズム、生活改革運動などの運動が出会う場であったことが明らかになった。本年度の夏には、チューリヒとアスコーナで現地調査を行い、モダンダンス関係の多数の文献資料を入手したほか、アスコーナの風土を記録するスライド資料なども作成することができた。とりわけ興味深く思われるのは、「モンテ・ヴェリタ」という土地全体が、一つのユートピアとして成り立っていたという事実であり、それはとりわけ敷地の構成や、様々な建築物に現れていると考えられる。以上の調査結果の経過報告として、12月に東大文学部で開かれた基盤研究(A)「文学表現と<身体>-ドイツ文学の場合」の研究会で、「真理の山(モンテ・ヴェリタ)」と題して口頭発表を行った。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山口庸子(大内庸子): "詩と舞踊の交点-ゲルトルート・コルマルの詩「薔薇の踊り」を手がかりに"名古屋大学言語文化部・国際言語文化研究科 言語文化論集. 22巻・1号. 175-189 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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