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言語カテゴリーの成立と変遷-日本語のモダリティーの場合

研究課題

研究課題/領域番号 11710280
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 言語学・音声学
研究機関北海道大学

研究代表者

NARROG Heiko  北海道大学, 言語文化部, 助教授 (40301923)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード言語変化 / モダリティー / 日本語史
研究概要

本研究はまず、日本語史の区分の中で最古の段階を構成する奈良時代及び平安初期・中期の言語に関して、そのモダリティ表現が本来どのような意味領域を占めていたのかについて調べることを出発点とし、モダリティ表現の代表的なマーカーのいくつかを取り上げ、その意味や用法上の比較を行うとともに、モダリティ以外のカテゴリーのマーカーとの関係をも明らかにする。そして、こうした結果を、モダリティマーカーに関して既に詳細な研究が行われている古英語や古高ドイツ語などの言語と比較することで、日本語のモダリティ表現との特徴と言語一般のモダリティ表現の成立と変遷の条件をより明らかにすることを目指していた。
そこで本年度は、モダリティ表現の成立と変遷との関連、及びモダリティ表現の成立と変遷の一般理論と日本語の特異点との関連を中心にテーマを設定した。
まず、日本語、ドイツ語、英語の「モダリティ」マーカーの歴史に関する文献の調査と収集。日本語のモダリティの歴史に関する文献に関しては、東京にある国立国語研究所が持つ研究文献データベースにより詳細な調査を行い、外国文献については、MLA等の言語学文献データベースを利用。
つぎに、言語資料として、日本語の奈良時代、平安時代初期・中期の古典文学作品等の中から代表的なもの(万葉集、続日本紀宣命、竹取物語、伊勢物語など)の中から代表的なモダリティ・マーカーと文法的現象に限定して、例文のデータベース化。
6月にドイツ・ポツダムで開催された国際シンポジウム"New Reflections on Grammaticalization"に参加し研究計画のレビューを受けた。
国外及び国内の言語学研究誌へ投稿。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] NARROG.Heiko: "意味論的カテゴリーとしてのモダリティと歴史的変化"大堀俊夫編「認知言語学2:カテゴリー化」東京大学出版会. (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] NARROG Heiko: "意味論的カテゴリーとしてのモダリティと歴史的変化"大堀俊夫編「認知言語学2:カテゴリー化」東京大学出版会. (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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