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会話コミュニケーションにおける韻律特徴の機能に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11710294
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 言語学・音声学
研究機関国立国語研究所

研究代表者

小磯 花絵  国立国語研究所, 言語行動研究部, 研究員 (30312200)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード会話インタラクション / 韻律特徴 / 話者交替 / 会話コーパス / 自発音声 / 会話 / コーパス / 自発的発話 / 韻律 / 会話調整現象
研究概要

本研究の目的は,話者交替などの会話調整現象と韻律特徴との関係を実際の会話データにもとづいて定量的に分析することによって,韻律特徴が会話コミュニケーションにおいて果たす役割をあきらかにすることである.具体的には以下の2点を行なった.
1.高品質な自発的音声データを効率的に収集・構築するための手続きの確立.
2.韻律特徴と話者交替との関係を会話データにもとづき定量的に分析することで,どのような韻律特徴が話者交替という会話インタラクションに影響を与えるかを検討.
自発性の高い音声データを高精度で収集し,それを効率的かつ高精度に文字化する技術を確立することが現在求められている.本研究では,これらの手続きの確立を課題の一つに据え,検討を重ねてきた.その結果をマニュアルの形で文書化すると同時に,学会においても口頭発表し,広く普及に努めた.作成したマニュアルについても希望者に公開している.またここで検討した手法は,かなり高度な収録環境及び計算機環境を前提としたものであったため,このような環境を持てない研究者のために,より簡便な方法についても検討し,一般学術雑誌にて報告した.
次に自ら作成した会話データにもとづき,話者交替現象と韻律との関係を調べ,分析対象としたピッチパターン,パワーパターン,発話長など,5種類の韻律特徴が話者交替の有無と強い相関関係にあることを明らかにした.またこれらの韻律特徴が文末を特徴付ける要素と類似しているという事実にもとづき,話者交替に関する新しいメカニズムを構築し,その内容を論文にまとめた.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 小磯花絵: "円滑な話者交替はいかにして成立するか -会話コーパスの分析にもとづく考察-"認知科学. 7・1. 93-106 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小磯花絵: "談話研究を支える会話コーパス -その作成と利用法について-"日本語学. 18・11. 68-77 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小磯花絵: "「日本語話し言葉コーパス」の書き起こし基準について"信学技報(SP2000-104). 55-60 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小磯花絵: "談話研究を支える会話コーパス-その作成と利用法について-"日本語学. 18(11). 68-77 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 小磯花絵: "円滑な話者交替はいかにして成立するか-会話コーパスの分析にもとづく考察-"認知科学. 7(1). 93-106 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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