研究課題/領域番号 |
11730010
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
経済理論
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
森 知也 京都大学, 経済研究所, 助教授 (70283679)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 生産・消費外部経済 / 輸送密度の経済 / 集積の経済 / 都市形成 / 輸送ハブ形成 / 都市システム / 輸送網 / 人的資本 / 自己組織化 |
研究概要 |
本研究では、生産・消費・輸送における外部効果に基く集積の経済を考慮した都市・輸送システム理論の基礎モデルの構築・理論分析を行うとともに、基礎モデルを一般化した大規模シスオムの数値シミュレーション分析の基礎を作った。 理論モデルにおいては、特に、輸送外部効果に基く輸送網の形成および産業集積のメカニズム、および、生産・消費外部効果と労働者間技術(人的資本)格差の相互作用に基く、産業集積と地域格差のメカニズムの、明示的な記述を行ったものは本研究による成果が初めてであり、既存研究に対しての貢献があった。 さらに、基礎理論モデルを発展させ、並列計算機上で、大規模な都市・輸送システムの自己組織化分析を効率的に行う、シミュレーション手法の開発を進めてきた。特に、オブジェクト指向・並列プログラミングを適用することで、従来の手続型プログラミングによる場合に比べ、容易に一般的かつ複雑な経済システムを対象とするシミュレーション手法の開発が可能になった。本研究で開発した手法は、外部経済の下での大規模システムの自己組織化など、いわゆる複雑系の分析をする上で、非常に有用な分析手段を提供する。このことは、手続型プログラミングを用い、比較的単純なシステムを対象としてきた従来の計算経済学におけるものに対し、新たな可能性を示したと言える。 本研究による成果の一部は、ディスカッションペーパーとしてまとめられ、国際雑誌に投稿中である。
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