• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

資産価格におけるファンダメンタル価格と合理的バブルに関する実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 11730050
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 財政学・金融論
研究機関神戸大学

研究代表者

福田 祐一  神戸大学, 経営学研究科, 助教授 (00243147)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード合理的バブル / 単位根検定 / 定常性検定 / レジーム・スイッチ / ファンダメンタル価格
研究概要

平成12年度の研究目的は,平成11年度に明らかにされた割引率が時間によって変化する場合の合理的バブルを排除する条件を,現実データを用いて実証的に検討することである。明らかにされた条件とは,合理的バブルが存在しないことの必要条件が株価と配当の和分の次数均等化である。この条件を検証するために,株価,配当,利子率のデータを収集することからはじめた。これには,院生のアルバイトを雇い対応した。次に,実証方法の決定である。実証方法としては,一般的に用いられる帰無仮説を非定常として設定された単位根検定と帰無仮説を定常として設定されたKPSSテストを用いた。最後に,RATSやTSPといった実証ソフトを用いて,実証研究を行った。その結果,日本の株価データは合理的バブルを排除する必要条件を満たしていることが明らかにされた。このことにより,日本の「バブル現象」が,合理的バブルに起因するものではない可能性が示唆され,「バブル現象」のメカニズムを探るには更なる研究が必要であることが明らかにされた。
この論文の改訂の段階で,構造変化を考慮した場合の合理的バブルの検証を行うべきではないかとの指摘を受け,レジーム・スイッチ・モデルと呼ばれる構造変化を考慮した単位根検定を行った。その結果は,合理的バブルの存在を支持するものではなく,より強固な形で本研究の結果が支持された。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 福田祐一: "オーストラリアの株価バブルに関する実証研究"国民経済雑誌. 181巻3号. 81-91 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 福田祐一: "筒井義郎 編 金融分析の最先端 第8章"東洋経済新報社. 24 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 福田祐一: "オーストラリアの株価バブルに関する実証分析"国民経済雑誌. 181巻3号. 81-91 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi