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ゲージ理論の数学的理論展開と4次元トポロジーへの応用

研究課題

研究課題/領域番号 11740046
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

亀谷 幸生  慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (70253581)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードゲージ理論
研究概要

研究代表者は、本年度の研究に於いて、ゲージ理論の4次元トポロジーへの応用に関する考察を行った。その中で、古田氏によって定義されたホモトピー論的サイバーグ・ウィッテン不変量が、ある特別なスピン4次元多様体の場合に、そのコホモロジー環のみによって決まることがわかった。それにより、4次元多様体の交叉形式、曲面の埋め込みに関する制限を引き出した。以下に具体的な結果を述べる。これらは古田幹雄氏(東京大学)、松江広文氏(成城大学)、南範彦氏(名古屋工大)との共同研究である。
1.K3_<K3>K3とコホモロジー環が同型であるスピン多様体のスピン構造に対するホモトピー論的サイバーグ・ウィッテン不変量が非自明であることがわかった。これにより、交叉形式の正の固有値が8より小さい場合に11/8予想が正しいことが従う。また、これらに埋め込まれた曲面の種数に関するある随伴不等式が成立することもわかる。
2.更に、K3_<K3>T^4とコホモロジー環が同型であるスピン多様体のスピン構造に対するホモトピー論的サイバーグ・ウィッテン不変量が、非自明であることもわかった。これにより、交叉形式の正の固有値が5より小さい場合に11/8予想より強い不等式が得られた。この現象はこれまでには知られていなかったものと思われる。また、随伴不等式が同様に成立することもわかる。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Mikio Furuta: "Stable homotopy Seiberg-Witten invariants for rational is homology K3#K3"Journal of Mathematical Sciences,The University of Tokyo. To appear.

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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