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熱方程式の解を保つ変換の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11740082
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 基礎解析学
研究機関茨城大学

研究代表者

下村 勝孝  茨城大学, 理学部, 助教授 (00201559)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード熱方程式の解を保つ変換 / caloric morphism / Appell 変換 / 熱方程式 / Appell変換
研究概要

本研究の目的は、熱方程式の解を保つ変換について研究すること、特に具体的な形を求めること意識して調べることであった。これまでに得られた新たな知見として次のものがある。
1.次元が異なるユークリッド空間上の熱方程式を保つ変換については、
まず最初に、Appell変換の直接の拡張として、写像が時間座標毎には多項式写像にであり、かつ時間座標の変換が実解析的である場合にではあるが、熱方程式の解を保つ変換の形を具体的に、完全に決定した。さらに、それらの変換はすべてAppell変換の直和で得られることが示された。これは一般の場合の研究の指針になると期待される
2.リーマン多様体上の熱方程式を保つ変換については、ユークリッド空間上の熱方程式を保つ変換の特徴付けを拡張する形で、特徴付けを得た。具体的な場合として、ユークリッド空間に回転不変なリーマン計量を入れた多様体上の熱方程式を保つ変換を調べ、空間方向の写像が原点を保つ場合、あるいは原点と無限遠点を入れ替える場合には、ほぼ形を決定することが出来た。その中に、ユークリッド空間では存在しない興味深い例を得た。また、通常の計量の場合のAppell変換の荷重関数の形が何に規定されているのかが明らかになった。
3.半リーマン計量を持つ多様体上の熱方程式の解を保つ変換についても、リーマン多様体上の場合を拡張する形で、一般的な特徴付けを得た。
現在、2、3の結果を論文として発表するべく準備中である。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] M.Nishio: "Note on poly-supertemperatures on a strip domain "Osaka Journal of Mathematics. 36. 539-556 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] K.Shimomura: "The determination of caloric morphisms on Euclidean domains"Nagoya Mathematical Journal . 158. 133-166 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Katsunori Shimomura: "The determination of caloric morphisms on Euclidean domains"Nagoya Mathematical Journal. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Masaharu Nishio: "Note on poly-supertemperatures on a strip domain"Osaka Journal of Mathematics. 36・3. 539-556 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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