• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

標識付光子による中性K中間子生成を用いた∧ハイパー核の分光学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11740131
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関東北大学

研究代表者

藤井 優  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (30302079)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード標識付光子 / 原子核物理 / ハイパー核 / ストレンジネス核物理
研究概要

本年度は、中性K中間子検出器系の構築およびモンテカルロシミュレーションを用いたエネルギー分解能と検出効率の評価を行なった。
中性K中間子検出器系の要となるワイヤーチェンバー系に関しては、宇宙線を用いた、位置分解能および検出効率の評価を行なった。その結果、300μmの位置分解能と95%以上の検出効率を達成し、実用に耐える性能を確認した。
モンテカルロシミュレーションでは、現実的な検出器と物質の配置を採り入れ、また実際の生データと同じ形式のデータを出力させ、実際に用いる解析コードで解析することにより、信頼度の高い評価を行なうことを可能にした。シミュレーションから、実験目的に十分な、KO中間子に対する11MeV/cの運動量分解能と、重心系における1.8度の角度分解能を得た。また、シミュレーションから得られたスペクトロメータの有効立体角と解析上の効率等から、実際に予定されている実験期間内に十分な統計をもったデータが得られることが確認できた。
以上の研究成果を基に、来年度前半に、完成した測定装置を用いて、標的に対する中間子準自由生成の実験を行ない、近似による計算や中間子準自由生成データとの比較をもとに中間子生成素過程についての情報を引き出す。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi