研究課題/領域番号 |
11740147
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
福間 将文 (福間 將文) 京都大学, 基礎物理学研究所, 助手 (10252529)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 弦理論 / 超弦理論 / くりこみ群 / ホログラフィー / ワイル・アノマリー / AdS / CFT対応 / Hamilton-Jacobi方程式 / 非摂動効果 / インスタントン / D-brane / T-duality / U-duality |
研究概要 |
1.ホログラフィー的くりこみ群の高次元化:AdS/CFT対応により、漸近的に反ド・ジッター(AdS)の時空を持つ(d+1)次元古典重力は、その境界においてd次元の場の量子論を記述する。我々は、こうした系を解析する上で有用なHamilton-Jacobi方程式について、それを系統的に解析する方法を開発し、さらに任意の次元でワイル・アノマリーを計算する処方箋を与えた。(酒井氏(京大基研)・松浦氏(京大基研)との共同研究) 2.ホログラフィー的ワイル・アノマリーの任意性:AdS/CFT対応を用いてワイル・アノマリーを計算すると、local counter termのとり方によって結果が変わりうる事が知られていた。我々は、その任意性がワイル・アノマリーにおいて常に全微分項としてしか現れず、物理的な影響を与えない事を証明した。我々はさらに、その任意性を考慮せずにすむ計算法を開発した。(酒井氏(京大基研)・松浦氏(京大基研)との共同研究) 3.AdS/CFT対応における高階微分の影響:ホログラフィー的くりこみ群はこれまで弦理論の立場からは、弦の最低次(ゼロモード)の有効作用を用いて議論されていた。我々は、弦の高次補正が入った場合について考察し、高次補正の影響が境界上ではhighly irrelevantな演算子の摂動を加える事に対応する事を示した。また、その演算子の影響について積分する処方箋を開発し、高階微分が入った場合でもホログラフィー的くりこみ群の構造が存在する事を示した。(酒井氏(京大基研)・松浦氏(京大基研)との共同研究)
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