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銀河団ガス及びダークマターの物理過程の理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11740157
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関東京都立大学

研究代表者

佐々木 伸  東京都立大学, 理学研究科, 助手 (80262260)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード宇宙物理 / 銀河団 / ダークマター
研究概要

銀河団における高温ガス及びダークマターの物理過程を理解するために、本年度は、主に以下のような研究を行った。
銀河団から放射されるX線強度と高温ガスの温度の間には強い相関があることが観測結果から知られているが、この関係は簡単な理論モデルの予言よりも傾きが急であることが指摘されている。銀河団の形成、進化を考える上でこの関係を正しく理解することが重要である。そこで、観測結果を説明するひとつのモデルとして、銀河間における超新星爆発によるエネルギーの注入の効果を調べた。この結果は論文として、PASJに掲載されているほか、平成12年10月に上海で行われた国際会議において口頭発表を行った(会議収録は現在印刷中)。
また、最近の観測により銀河団中心での高温ガスの冷却の様子が今まで標準的と考えられてきたモデルでは説明できないことがわかってきた。この問題を解決するためにはどのような物理過程が寄与しているのかを考察した。この結果は現在、投稿論文にまとめているところである。
銀河団の高温ガスへの銀河の影響を調べることを目標とし、そのために必要となるダークマターのハローの形成、進化と銀河の形成、進化を同時に考察することができる順解析的手法の数値計算コードの開発およびこのコードを用いた計算を行った。この結果は現在、投稿論文としてまとめているところである。
以上の研究により銀河団における高温ガスの進化の概要がわかってきたのではないかと考えている。
本年度は、備品としてハードディスク、DVDドライブを購入し、数値計算結果のデータの保存などに使用した。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shin Sasaki: "Intracluster Supernova as a Possible Extra Energy Source of Clusters"Publications of the Astronomical Society of Japan. 53. 53-55 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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