研究課題/領域番号 |
11740216
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
固体物性Ⅱ(磁性・金属・低温)
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研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 |
研究代表者 |
岸根 順一郎 岡崎共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (80290906)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 低次元 / 強相関 / 量子揺らぎ / クロスオーバー / コヒーレンス / 繰り込み群 / 相図 / 乱れ |
研究概要 |
銅酸化物高温超伝導体の銅酸素面内電子系、梯子型伝導系、擬1次元有機導体といった低次元強相関電子系において、強い量子揺らぎが準粒子コヒーレンスを脅かす結果発現するインコヒーレンド金属相の問題は、物性理論の最重要課題の一つとして活発な研究が進められている。このような状況下で研究代表者(岸根)は、「エネルギースケールによる物理現象の階層性」、および「量子揺らぎが引き起こすクロスオーバー挙動」という包括的視点に立って、主に摂動的繰り込み群の手法を用いて擬1次元有機導体、梯子型伝導体、高温超伝導体常伝導相、乱れた擬1次元系におけるインコヒーレント金属相についての研究を展開した。 特に、「銅酸化物における異方的準粒子重」、「乱れが誘起するアンダーソン局在と電子相関が誘起するモット絶縁体相の擬1次元における競合」、「1+ε連続次元におけるモットギャップ崩壊」、「2バンド系におけるスピンギャップヘの次元性効果」について研究を進め、これらの全てのテーマについて論文を発表した。また、1999年には、8月に「低温物理学国際会議(フィンランド)」、9月に「多体理論の進展に対する国際会議(アメリカ)」にて研究成果を発表し、海外の研究者との意見交換を行った。
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