研究概要 |
本年は粉体摩擦研究の2年目としてi)離散要素法に基づくシシュレーションと有効理論による粉体摩擦(剪断摩擦)の説明に成功した.ii)粉体の流れでゆっくりした摩擦が支配的である場合に極性流体の解析を進め,球,円柱まわりの極性流の解析・解を与えた.iii)回転ドラム中で摩擦角の差異による偏析の現象論を提出し,偏析のメカニズムを明らかにした.iv)内部摩擦の起源を探るために弾性体における非弾性衝突を数値的に解析し,衝突速度と共にはねかえり係数が減少することを明らかにした。以上の研究成果が論文して発表されている。また極性流体力学によってより早い粉体流の記述が可能になったことも最近挙がりつつある成果である.
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