研究課題/領域番号 |
11740398
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物質変換
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
中村 浩之 東北大, 理学(系)研究科, 助手 (30274434)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | キラルビス-π-アリルパラジウム / アリルスズ / イミン / 求核剤 / 不斉アリル化反応 |
研究概要 |
アルカロイド、ペプチド、β-ラクタムをはじめとする含窒素化合物の中には、有用な生理活性を有するものが多い。その多くは光学活性化合物であり、これらの化合物の合成には光学活性アミノ化合物が有用な中間体となる。アリルスズのイミンへの付加反応は、これらの有機合成における非常に重要な反応の一つである。本申請者はこの反応がパラジウム触媒下で進行し、その反応活性中間体が求核的ビスーπ-アリルパラジウムであることを明かにしている。本研究では、この求核的性質を持つビス-π-アリルパラジウム錯体の一方に不斉源として、ピネン由来のπ-アリル基を導入することにより、これまで困難であったイミンへの触媒的不斉アリル化反応に初めて成功した。このように、求核的性質を持つビス-π-アリルパラジウム錯体の非対称なアリル基の反応性を制御し、その一方のアリル基にイミンの不斉面の認識をさせることにより、光学活性なホモリルアミンの選択的不斉合成が可能となった。さらに、不斉面の認識部位であるアリル基を高分子ポリマーに結合させることにより、容易に回収可能な触媒の開発に成功した。
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