研究課題/領域番号 |
11740403
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物質変換
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
森本 善樹 大阪市立大学, 理学部, 助教授 (90244631)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | マンザミン / 生合成 / ビスジヒドロピリジン / メシル化 / N-オキシド / Polonovski-Potier反応 / Diels-Alder反応 |
研究概要 |
まず最初に、マンザミン類の生合成仮説における鍵物質となる大環状ビスジヒドロピリジン中間体の合成ルートを検討することとした。研究計画に従って、ピリジンの3位にC_8アルキル鎖を有する化合物の二量化により合成する予定であるので、その3位置換ピリジン誘導体の調製を行った。出発物質として1,5-ペンタンジオールを選び、一方の水酸基をTBDMSエーテルで保護し、残るもう一方の水酸基のメシル化、次いでヨウ素化を行いホスホニウム塩へと変換した。カップリング相手のアルデヒドは、3-(3-ヒドロキシプロピル)ピリジンのSwern酸化によって得た。両者のカップリングは(Z)-選択的なWittig反応により行われ、TBDMS保護基の除去、水酸基のメシル化により目的とする3位置換ピリジン誘導体の合成に成功した。この化合物の二量化は、KIの存在下アセトニトリル溶媒中還流させることにより収率よく進行することがわかった。得られた大環状ピリジニウム塩をNaBH_4によって還元後、mCPBAで酸化することによってN-オキシドへと変換した。このN-オキシドをTFAAを用いるPolonovski-Potier反応にふしたところ、鍵物質となる大環状ビスジヒドロピリジン中間体が生成していることをNMRスペクトルにより確認することに成功した。 次にキーステップとなる分子内Dicls-Alder反応の条件を種々検討したが(アンモニウムカチオンのカウンターアニオンによるテンプレート効果、ミセル形成、反応媒介、反応温度、基質濃度等)、現在のところ成功していない。 今後、反応基質の改良等により上記鍵反応を達成する予定である。
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