• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヘテロクロマチン領域形成にかかわるDNA配列の解析

研究課題

研究課題/領域番号 11740418
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 遺伝
研究機関横浜市立大学

研究代表者

長岐 清孝  横浜市立大学, 木原生物学研究所, 助手 (70305481)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードヘテロクロマチン / 反復配列
研究概要

昨年度に引き続き、ライムギの過剰へテロクロマチン領域に局在する縦列型反復配列であるJNKファミリー配列をもとにした、人工ヘテロクロマチン領域の作製を行った。昨年度作製した1.2kbの反復単位を7単位含むプラスミドインサートをライゲーションにより約200kbの長さに縦列連結し、長鎖DNAが維持可能なベクターへの挿入を試みた。しかし、導入した断片は大腸菌内では安定に維持されず、10kb程度になってしまった。大腸菌株やベクターを組換えを抑制しインサートの安定性を増すように設計されたものに変更し、同実験を試みたが同様な結果しか得られなかった。本研究室では日常的にPAC系のベクターを使った長鎖DNAライブラリーの作製が動いているにもかかわらず、他のヘテロクロマチン領域由来の他の縦列型反復配列で同様の実験を行っても同様な結果しか得られない。このことから、この種の配列は大腸菌内で安定に維持できないもしくは人工的に連結を行う系に問題があると考えられた。
平行して、約200kb以上に人工連結したヘテロクロマチン領域由来の配列をクローン化せずに直接マウス細胞への導入を試みた。この実験においても長鎖DNAを含むサンプルははコントロールのプラスミドのみのものに比べて著しく低い形質転換効率しか得られなかった。高濃度に濃縮した長鎖連結DNAが形質転換の系に悪影響を及ぼしている可能性がある。得られた形質転換細胞の染色体観察を行ったが、付加的なヘテロクロマチン領域を示すものは得られなかった。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi