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cGMP合成酵素(GC)の分子種から見た脊椎動物進化に伴う松果体機能の変化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11740452
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物形態・構造
研究機関旭川医科大学

研究代表者

春見 達郎  旭川医科大学, 医学部, 助手 (00261404)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード松果体 / グアニル酸シクラーゼ / ヤツメウナギ / 円口類 / 眼
研究概要

細胞内二次伝達物質であるcGMPはグアニル酸シクラーゼ(GC)によって合成される。GCは膜結合型と細胞質内型の2種類に分類され、前者は更に心房性Na利尿ペプチド受容体型のGC-A及びGC-B、耐熱性エンテロトキシン受容体型のGC-C、嗅覚器に発現するGC-D、眼に発現するGC-E及びGC-F等に分類されている。本研究では眼と松果体に発現するGC分子の分子種を哺乳類と円口類で比較した。
GC遺伝子の相同性の高い領域である触媒領域でデジェネレートプライマーを設計し、ヤツメウナギ松果体及び眼からtotalRNAを抽出し、RT-PCRを行った。その結果、眼から343残基のPCR増幅物が得られた。そのシークエンスを行い配列の相同性を検索したところ、GC-Eと相同性が高かった。中でも、ニワトリと87%、ウシと85%、ラットと83%、マウスと81%等の様に、哺乳類や鳥類との相同性が高かった。それに対して、魚類のメダカの眼に発現するGCとの相同性は80%以下であった。また、マウス松果体から得られたtotalRNAをヤツメウナギで用いたデジェネレートプライマーでRT-PCRを行ったところ、GC-BとGC-Eの2種のGC分子が得られた。その配列分析を行ったクローンの数から、松果体ではGC-EよりもGC-Bが圧倒的に多く発現している事が推測された。ヤツメウナギ松果体でGCが発現しているか否かは今後の問題として残っている。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Harumi & S.Matsushima: "Separation and Assay Methods for Melatonin and Its Precursors"Journal of Chromatography, B. 747. 95-110 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] T.Harumi & S.R.Pandi-Perumal: "Application of the Chromatographic Technique to the Analysis of Melatonin and Its Related Indoleamines""The Pineal Organ : A Comparative Perspective", Narosa Publisher Ltd.. (in press). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Tatsuo Harumi: "Separation and assay methods for melatonin and its precursors"Journal of Chromatography, B. (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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