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ヘモグロビンを用いた溶存NOガスイメージセンサの研究

研究課題

研究課題/領域番号 11750051
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用物理学一般
研究機関埼玉大学

研究代表者

内田 秀和  埼玉大学, 工学部, 助手 (60223559)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードヘモグロビン / ポルフィリン / 表面光電圧法 / 一酸化窒素 / DNA / 溶存ガスセンサ / ポリイオンコンプレックス / インターカレート / 表面光電圧 / surface photovoltage / イメージセンサ / ジシクロヘキシルカルボジイミド
研究概要

表面光電圧法(SPV法)を用いた2次元化学画像センサを溶存NOガスセンサとして応用するためポルフィリンを主体とする有機薄膜をNO感応膜として検討した。ポルフィリン単分子膜、ヘモグロビン単層膜、ポルフィリンインターカレートDNA-脂質ポリイオンコンプレックス膜の3種類について比較を行い、NOガスに対する応答特性、NO_2に対する選択性を調べた。実験方法はHEPESバッファ15ml中にN_2で希釈したNO/CO/NO_2ガスを400cc/minの流量でバブリングし、バッファセルに取り付けたSPVセンサで溶液中の溶存ガスのモニタリングを行った。その結果以下4点の見知が得られた。(1)NOの応答はポルフィリンのリガンドに依存し、リガンドを持たないポルフィリンではガス応答を示さないことを確認できた。(2)バッファ中にN_2希釈NOガスをバブリングした場合、導入開始直後からセンサ出力が応答し、20分〜30分で出力が飽和する様子が観測された。(3)COマスキングによるNO_2の感度低下、NO選択性が認められた。(4)導入NOガス濃度25〜200ppmの濃度範囲では出力の直線性が認められなかった。ただし溶存ガス濃度を把握していないためセンサ表面近傍のガス濃度に対するセンサ応答の直線性については不明である。センサ膜の差異については、DNA-脂質ポリイオンコンプレックスを用いた高分子マトリクス膜は長期保管後でも感度変化が少なく、目視による膜構造変化も認められないことがわかった。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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