研究課題/領域番号 |
11750060
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
工学基礎
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研究機関 | 会津大学 |
研究代表者 |
林 隆史 会津大学, コンピュータ理工学部, 助教授 (20218580)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | low-peak factor / 疑似白色雑音 / スペクトラム拡散通信 / 多周波同時測定 / 乱数 / 相互相関 / 多チャンネル / 直交基底 |
研究概要 |
本年度は、主に、以下の項目について研究を行った。 ・直交基底low-peak factor疑似白色雑音を用いた通信システムの検討 ・直交基底low-peak factor疑似白色雑音を用いた多チャンネル多周波同時計測システムの検討 ・直交基底low-peak factorを2値系列への拡張 -uncorrelated raster sequenceの開発と応用の検討 -uncorrelated shuffled sequenceの開発と応用の検討 -pair-preserving uncorrelated shuffled sequenceの開発と応用の検討 本研究の成果である実数系列のlow-peak factor疑似白色雑音生成法は、系統な生成法でありながら、low-peak factorが1以下になるという点で、従来にない新しいものである。また、生成方法を工夫する事で、1)相互相関もlow-peakとなる、2)直交基底となるもの、3)位相差がある範囲内にあるとき、相互相関が0となる系列などを系統的に生成できる事が本課題の研究の課程で判明した。 これらの性質は、チャンネル間の干渉を防ぐという意味で、マルチチャンネルの無線LANや多チャンネル計測の応用に適した性質である。またこれらの生成方法を2値系列に適用することで、広い位相差範囲で相互相関と自己相関(位相差0を除く)が0となる系列の生成方法を発見し、応用検討も行った。本課題について、主に前年度の成果を中心に学術雑誌、研究会報告、国際学会等で今年度9編の発表を行った。今年度中に得られた成果については、6編の論文を学術雑誌に投稿中である。
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