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光ヘテロダイン法によるゴムの気体透過量の測定

研究課題

研究課題/領域番号 11750121
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 設計工学・機械要素・トライボロジー
研究機関岡山大学

研究代表者

高橋 智  岡山大学, 工学部, 助手 (20236277)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードゴム膜 / 気体透過量 / 拡散 / 光ヘテロダイン干渉法 / 気泡含有ゴム材 / 屈折 / マッハツェンダー干渉計 / マノメータ / ゴム / アキュムレータ / 気泡含有ゴム / 気体透過 / マッハツェンダー干渉系 / 光ヘテロダイン法 / 油
研究概要

1.ゴム膜の気体透過量測定装置において,マノメータの位置測定を1時間以上行えるように改良した.その結果,ゴム膜を通した気体の拡散量は時間経過とともに減少していくことが確かめられた.最初気体変化量が大きく,その後徐々に減少することから,液体と同じくゴム材にも気体を含むことが出来,ゴム材内部の気体の濃度分布がゴム材の気体透過量に大きく影響があることが分かった.またゴム材の飽和気体含有量の測定は長時間における微小変化量の測定が不可避であることから,温度・気体の漏れの防止を考慮した実験装置の設計を行っている.
2.微小気泡含有ゴム材からの気体析出量をさらに精度良く測定するために,容器内径および油面反射方法を再検討した実験容器を製作した.しかし油面の反射光の位置変化を測定する方法では測定精度に限界があり,さらに精度良く析出量を測定するためには,光干渉法を利用する必要があることが分かった.
3.気体が溶解したときに生じる屈折率変化を調べるために,断面一様のアクリル製容器に気体を封入し,気体の溶解によって生じる光の曲がり量を測定した.その結果,時間が経過するとともに光の位置が変化することは確かめられた.しかし気体封入後2,3分に光のスポット位置が大きく変化する現象が見られた.この理由を解明するために,気体封入によって生じる油の温度上昇,容器の変形,及び油の帯電などについて検討を行ったが,原因を特定することは出来なかった.このスポット位置の移動は最初大きく変化するがすぐに元の位置に戻るため,気体封入後3分以降のデータを用いて気体溶解量と屈折率の関係を求めることにした.さらにマッハツェンダー干渉計を用いて,気体溶解時に生じる縞の移動から,気体溶解量の変化を求める手法について検討を行った.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 鷲尾誠一: "ゴムの気体透過性の計測"平成12年春季フルイドパワーシステム講演会講演論文集. 13-15 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Satoshi TAKAHASHI: "Measurement of Gas Permeability for Development of Maintenance-Free Accumulator Rubber Bug"Bath Workshop on Power Transmission and Motion Control. (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 鷲尾 誠一,高橋 智,辻 竜彦,顧 亜雄: "ゴムの気体透過量の計測"日本機械学会中国四国支部第38期総会・講演会講演論文集. (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 中上 幸子,鷲尾 誠一,高橋 智,顧 亜雄: "光干渉法を用いた油中気体溶解量の測定"日本機械学会中国四国学生会第30回卒業研究発表講演会. (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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