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三本指ロボットハンドによる対象物の把握と操りの制御

研究課題

研究課題/領域番号 11750181
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関名古屋大学

研究代表者

長瀬 賢二  名古屋大学, 工学研究科, 助手 (70303667)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード多指ハンドロボット / 把握と操りの制御 / ソフトフィンガ / 把握と握り / 転がり接触 / 未知対象物
研究概要

本研究では、指型のロボットハンドによる人間のような高度な物体の把握・操りの実現を目指して研究を進めている。
従来の把握操り系の多くは数学的な取り扱いの容易さから、指先を剛体と仮定して理論が構築されているが、より人間らしい把握のためには、柔らかい指先、つまり、ソフトフィンガによる把握操りを考えていく必要がある。本年度、ソフトフィンガに適した材質としてゲル状の軟質ウレタン樹脂を選び指先を製作し、衝撃力の吸収特性などを調べ材質の選定を行った。また、その特性を踏まえ、把握操り系のモデル化を行った。把握操り系の運動は指と対象物の運動方程式と変数間の拘束によって記述され、ソフトフィンガを用いる影響はこの拘束条件中に現れる。本研究では、指先の変形を指の中心方向であると仮定することで、ソフトフィンガを用いた場合の拘束条件を導出することが出来た。また、指先からモーメントが与えられる点も剛体の指先と異なるため、この点についてのモデル化も行った。上記モデルを用いた把握操り制御系を設計し、シミュレーションにより効果を確認した。
また、昨年度製作したワイヤ駆動型3本指ハンドによる把握操り系の実現を目指し、実験機の改良ならびにモデル化を行った。ワイヤ駆動型の場合、モータによる直接駆動に比べて指を小型に出来る反面、ワイヤ部の伸びを考慮したモデルが必要となる。本年度、その特性を考慮したモデル化を行い、実験機のデータをもとにワイヤ特性の同定を行った。シミュレーションによる動作確認を完了し、現在、把握操りを行う実験プログラムを製作中である。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] K.Nagase and Y.Hayakawa: "Wave Control for a Damped Mass-Spring System by Using the Cepstrum Analysys"The 5^<th> Int.Conf.on Motion and Vibration Control. Vol.1. 121-126 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 神保,長瀬,早川: "マスタスレーブシステムを用いた多指ハンドロボットによる把握・操り"日本機械学会東海支部 第50期総会講演会. (発表予定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 高木 賢太郎: "等分割ピエゾフィルムによる単純支持平板のモードセンシング"日本機械学会東海支部 第49期総会講演会. (発表予定). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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