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確率共振現象を用いた微弱周期信号自動検出回路の開発および計測への応用

研究課題

研究課題/領域番号 11750359
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測工学
研究機関茨城大学

研究代表者

山田 光宏  茨城大学, 工学部, 講師 (10272113)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード確率共振 / 電子回路 / 雑音 / シュミットトリガ / SN比 / パルス / 帯域制限 / 2値化 / 非線形回路 / ノイズ / S / N比 / 自動設定 / 周波数変調
研究概要

[1]雑音を実際に電子回路により発生させる場合には,その周波数帯域は有限なものとなる。また,ディジタル回路であるM系列発生器を用いれば,容易に,パルス波形ではあるが,白色雑音を発生させることが可能である。このため,確率共振現象の工学的応用を念頭におき,雑音として,正規分布乱数,およびその2値化されたパルス列による雑音,また,それらの周波数特性を,様々なフィルタにより帯域制限した場合の,確率共振現象に関して,コンピュータシミュレーションにより,非線形システム出力のSN比の変化の検討を行った。非線形システムとしては,容易に,電子回路による実現が可能なシュミットトリガを用いた。入力雑音に正規分布乱数を用いた場合には,周波数帯域の制限が有る無しにかかわらず,非線形システム出力のスペクトルに,入力の周期信号に対応した信号成分は確認できなかった。入力雑音に2値化後のパルス列を用いた場合には,出力中に周期信号成分が確認され,なおかつ,入力雑音を高域フィルタにより帯域制限をした後に2値化した雑音を用いた方が,SN比の最大値は大きくなることが分かった。(帯域制限をした2値化雑音を用いた確率共振現象に関する研究、電子情報通信学会技術研究報告,Vol.100,no.608,pp.57-62)
[2]確率共振現象を工学的に応用する場合に必要となる,非線形回路出力スペクトルの周波数特性を利用した,入力雑音の実効値の自動最適化回路の開発を,電子回路の試作実験により引き続き行う。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 山田光宏,田子博和,安久正紘: "帯域制限をした2値化雑音を用いた確率共振現象に関する研究"電子情報通信学会技術研究報告. vol.100, no. 608. 57-62 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 田子博和,(山田光宏,安久正紘): "帯域制限をしたノイズを用いた確率共振現象に関する研究"第7回電気学会東京支部茨城支所研究発表会講演予稿集. 97-98 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 山田光宏,(正司園章,田子博和,安久正紘): "周波数変調された信号に対する確率共振現象"電子情報通信学会総合大会講演論文集. (2000年3月発表予定). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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