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振動インテンシティの制御の高速化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11750384
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 制御工学
研究機関秋田大学

研究代表者

岩谷 幸雄  秋田大学, 工学資源学部, 講師 (10250896)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード振動インテンシティ / 適応フィルタ / ステップサイズパラメタ / 直接差分法 / delayed-X LMS / ステップサイズパラメータ / DSP
研究概要

本研究の期間内に行った研究の結果以下の結果が得られた.
1.従来提案されてきたFiltered-X LMSアルゴリズムの畳み込みの計算を周波数軸上で展開することにより大幅な計算量削減の効果が得られた.
2.アルゴリズムによりフィルタ係数を更新する際に用いるステップサイズパラメタの設定に置いて,周波数によらず一定値にするよりも,周波数の2乗あるいは3乗に比例するように設定すると,フィルタ係数の収束が早く行われる傾向があることが分かった.この理由については,なお解析的な研究を進めていく必要がある.
3.振動インテンシティを観測する手法として直接差分法の2点,3点,4点を混在して組み合わせる方法を検討した.その結果,帯域ごとの制御量が向上し,より少ない計算量で次回のフィルタ係数を決定できることを明らかにした.
4.Filtered-X LMS法における畳み込み参照信号を単純遅延に置き換えたDelayed-X LMS法を適用する試みを行ったが,モデリングエラーが大きいために制御効果が得られなかった.
以上,アルゴリズムの改善,設定パラメタの検討,各種手法を取り入れた効率化を図り,振動インテンシティ制御に関する高速化を実現することができたといえる.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 武藤隆之,岩谷幸雄,一関智樹,坂田真人: "1次元振動インテンシティ適応制御の高速化に関する研究"日本音響学会 騒音・振動研究会資料. N-2000-43. 1-7 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 岩谷幸雄: "delayed-X LMSを用いた一次元振動インテンシティの能動制御"日本音響学会1999年秋季研究発表会講演論文集. 435-436 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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