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高変形能高力ボルトを用いた多列配置片締め引張接合

研究課題

研究課題/領域番号 11750429
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 構造工学・地震工学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

山口 隆司  大阪市立大学, 工学部, 講師 (50283643)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード高変形能高力ボルト / 多列配置 / 片締め引張継手 / 耐荷力 / 離間現象 / FEM解析 / 耐力
研究概要

本研究は,橋梁用主部材の接合法として,これまであまり注目されてこなかった高カボルト引張継手を積極的に採用していくための基礎的資料の提供を目的としている.特に構造物における適用の可能性が高い片締め接合を対象に,その力学的挙動の解明とその合理的な設計法の検討に重点を置いた.
本年度は,昨年度に実施した片締引張接合の載荷実験結果をもとに,橋梁主部材の接合法としての適用可能性,および,実験結果に基づいた有限要素解析モデルの構築,そして,簡易設計法への提案に向けての汎用有限要素コードを用いたパラメトリック解析を行った.
そして,以下に示すような結論を得た.
1)2列配置までを対象とした複数列配置とし,高変形能ボルトを採用することで,片締め引張接合は実構造物の接合部に適用可能である.ただし,主部材の接合法として用いるには,使用する高力ボルトの太径化,PCケーブルの利用などを考える必要がある.
2)2枚のフランジ板間に接触要素を用いた有限要素モデルを構築し,実験結果と比較したところ,実験時の挙動を最大強度まで追跡することができた.
3)ティーウェブと1列目ボルトの中心間距離,ボルト中心間距離,最外縁ボルトからのフランジ縁端までの距離,フランジ板厚をパラメータとしたパラメトリック解析を行い,その力学的挙動を明らかにした.また,同時に現行の引張接合の設計指針(案)との比較も行い,同指針案が安全側の評価となることも確認した.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木康夫,北田俊行,山口隆司,杉浦邦征,秋山寿行: "高力ボルト片締め引張継手に与えるボルト配列の影響"鋼構造年次論文報告集. 8. 461-468 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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