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都市熱環境とエネルギー消費及び住民意識の空間的評価

研究課題

研究課題/領域番号 11750495
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 土木環境システム
研究機関崇城大学

研究代表者

上野 賢仁  崇城大学, 工学部, 講師 (50269106)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2000年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード都市 / 熱環境 / エネルギー消費 / 空調負荷 / 家庭 / 建築モデル / 住民意識調査 / 快適さ / 空調エネルギー / 数値モデル / 冷房負荷
研究概要

本研究では、1)都市熱環境モデルによる都市域の空間・時間的な空調エネルギー負荷推定、2)従前の研究成果及び既存情報による都市域の熱環境評価、3)アンケート調査による快適さとエネルギー消費についての都市内地域差の比較・考察を行った。
1)の解析では、福岡市域を解析対象として、数値モデルによる計算結果と建築モデルを統合することにより、空調温度の設定(25℃、28℃)に対する都市域の時間・空間的な空調エネルギー需要の推計を試みた。また、より現実に近い分布形状を得るために、家庭の夏季空調エネルギー負荷と家族形態とを関連付けた解析を行った。家族形態として世帯の構成を考え、5つのカテゴリーを想定し、計算に取り入れた。また、将来の家族形態(世帯構成)の変化を仮定し、夏季空調エネルギー負荷の変化を計算・考察した。この方法は、住宅構造、気温分布、ライフスタイル、空調エネルギー消費等を同時に関連付けて議論できる利点があり、得られる情報次第でより詳細な計算も可能である。
2)の都市域熱環境評価では、熊本市を対象として、衛星データや数値情報から作成した分布図(標高、緑被率、輝度温度図、8月・1月の平均気温、家庭・事業所・自動車交通による人工排熱)をもとに同市の熱環境の特徴について評価した。
3)では、熊本市中心部及び東西南北の任意の集合住宅を対象として熱環境(快適さ)とエネルギー消費についてアンケート調査を実施した。質問項目は、回答者属性、住居、環境への意識・関心度・配慮・行動、エネルギー消費、空調機器使用状況、夏・冬の快適さ、周辺環境である。この結果をもとに熊本市域の熱環境の地域差について考察した。調査結果は、2)の評価結果と比較して、特に西部(海に近い地域)と中心部の比較において良い対応が見られた。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 上野賢仁,柴田学,谷川寛樹,井村秀文: "都市熱環境モデルを利用した空調エネルギー需要の空間分布推計"環境システム研究-全文審査部門論文-. 27. 165-170 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 上野賢仁,柴田学,谷川寛樹,井村秀文: "都市域の家庭の夏季空調エネルギー負荷と家族形態との関連分析"環境システム研究論文集. 28. 69-75 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 上野賢仁,鎌村友樹: "都市熱環境とエネルギー消費に関する調査"平成12年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集. B-404-B-405 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 上野賢仁,井村秀文: "熊本市域の熱環境評価に関する研究"平成11年度土木学会西部支部研究発表会講演概要集. 878-879 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 上野賢仁 柴田学,谷川寛樹,井村秀文: "都市熱環モデルを利用した空調エネルギー需要の空間的分布推計"環境システム研究. Vol.27. 165-170 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 上野賢仁,井村秀文: "熊本市域の熱環境評価に関する研究"土木学会西部支部講演概要集. 878-879 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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