• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

降水量と気温の地域的および時間的ばらつきの経年変化の解析

研究課題

研究課題/領域番号 11750496
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 土木環境システム
研究機関岐阜工業高等専門学校

研究代表者

鈴木 正人  岐阜工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教授 (20236003)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード降水量 / 気温 / 空間的変動性 / 時間的変動性 / 経年変化 / 気候変動 / トレンド解析
研究概要

昨年度に全国的に気温は上昇傾向にあること,また降水量は減少傾向にあることが分かった.また,東海地方の気温については,1940年頃を境に気温上昇の程度は変化しており,最近になって上昇の程度が激しくなっていることが示された.
今年度はそれを受け降水量と気温の時間的,空間的ばらつきの経年変化について調べた。空間的なばらつきはわが国の気象官署(降水量で42箇所,気温で47箇所)を全国および9つの地方に分けて,1900〜1997年の各年の年および1,4,7,11月のデータを対象に分散と変動係数を求めてそれらの経年変化を調べた。時間的なばらつきは,東京,名古屋,岐阜の3地点を対象にデータ期間を5,10,20年として各期間ごとに分散と変動係数を求め,移動平均の要領で対象期間を移動させることで経年変化を検証した。
年降水量の場合,変動係数で10地方中8地方で増加傾向であり空間的なばらつきが大きくなっていることが示唆された。また,1,4,7,11月降水量のいずれもばらつきが増えている地方が大半を占めた。時間的なばらつきについては3地点いずれも7月を除き降水量のばらつきが経年的にみて増加していた。
一方,気温については年,4,7,10月の平均気温のいずれも空間的なばらつきが増加している地域が多かった。しかし増加傾向の地方の数は降水量ほどでは無く,1月の平均気温はばらつきが減少している地方の方が多かった。時間的なばらつきについては3地点とも全てのデータ期間では1月を除きばらつきが増加傾向であった。
結果を要約すると,降水量は経年的にみて空間的,時間的ばらつきが大きくなってきており変動が激しくなってきている可能性がある。気温については時間的なばらつきは大きくなってきているものの空間的なばらつきは減少傾向であり,全国的にみて一様に温暖化していると思われる。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木正人,寒川典昭,小池一臣: "降水量の地点間における変動の経年変化の研究"土木学会中部支部平成12年度研究発表会講演概要集. 147-148 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi