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圧縮性LESによる火災時の熱・汚染物質輸送メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 11750519
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築環境・設備
研究機関東京大学

研究代表者

白石 靖幸  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (50302633)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード圧縮性LES / 火災 / 熱・物質輸送 / 高浮カプリューム / 高浮力プリューム
研究概要

本研究では、工学で用いられる先端的な圧縮性乱流数値解析手法を用いて、火災により建物内外で発生する乱流熱輸送及び汚染物質輸送のメカニズムを解明することを目的とする。平成12年度の研究業績は以下の通りである。
1)圧縮性LESによる高浮力プリュームの解析・検証
圧縮性LESを組み込んだ予測モデルにより高浮力プリュームを解析し、既往の実験結果および実測結果と比較することによりその予測精度を検証した。
2)煙流動の予測・検証
火災時に生じる汚染物質の輸送(煙流動等)を汚染物質が流れに対してパッシブに輸送される(パッシブスカラー)ものとして予測を行った。汚染物質がパッシブスカラーと見なせるという仮定は、汚染物質が空気中に混在することによる密度の変化よりも、温度変化による密度変化の方が極めて大きいため妥当なものである。予測された汚染物質の濃度場、汚染物質到達時間等を実験データと比較し、検討した。
6)火災時における乱流熱輸送、汚染物質輸送のメカニズムに対する考察
上記の予測モデルにより、火災時の高浮力プリュームの3次元乱流構造と熱・汚染物質の輸送メカニズムとの関連について考察した。
7)圧縮性熱対流の基礎データの整備
火災時のような高浮力流れ場における種々の物理統計量のデータベースを整備した。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 白石靖幸,加藤信介,村上周三,石田義洋: "簡易圧縮性LESによるサーマルキャビティー内の自然対流解析"第31回乱流シンポジウム講演論文集. 177-178 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 白石靖幸,加藤信介,村上周三,石田義洋: "簡易圧縮性LESによるサーマルキャビティー内の自然対流解析"生産研究. VOL52. 67-70 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 白石靖幸,加藤信介,吉田伸治,村上周三: "風による火の粉飛散に伴う都市火災伝搬に関するCFD解析"風工学シンポジウム論文集. 143-148 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Yasuyuki Shiraishi,Shinsuke Kato,Shuzo Murakami,Sangjin Kim: "Numerical analysis of thermal plume caused by large-scale fire in urban area"Journal of Wind Engineering and Industrial Aerodynamics. VOL81. 261-271 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 白石靖幸、加藤信介、村上周三、石田義洋: "簡易圧縮性LESによるサーマルキャビティー内の自然対流解析"第31回乱流シンポジウム講演論文集. 177-178 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 林吉彦、加藤信介、村上周三、白石靖幸、吉田伸治: "都市火災伝播における火の粉飛散の数値解析"日本建築学会大会学術講演梗概集. (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 白石靖幸、加藤信介、村上周三、石田義洋: "簡易圧縮性LESによるサーマルキャビティー内の自然対流解析"生産研究. VOL52. 67-70 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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