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市民参加型まちづくりのための対話型3次元都市環境シミュレーションシステムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 11750536
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関名古屋大学

研究代表者

有賀 隆  名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60303658)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード市民参加 / まちづくり / 都市環境シミュレーション / 合意形成手法 / プロセスゲーム / アーキタイプ / 建替えタイポロジー / 都市計画教育
研究概要

本研究は「相方向対話型3次元都市環境シミュレータ」を用いて、まちづくりのプロセスと市街地環境の段階的改善・更新を同時進行的にシミュレーションするシステムを構築し、1)地域の市民参加型まちづくりの場面で実践的に活用すること、2)大学/大学院教育・市民教育における、まちづくり実験プログラムを開発することの2点を目的としている。
平成12年度は、以下に示す研究開発を行った。
(1)相方向対話型3次元都市環境シミュレータを用いた市民参加型まちづくり手法の実践
(1)相方向対話型シミュレーションの実施
街路環境デザイン事業の計画策定プロセスにおいて、街路仕上げ材、植栽、電柱、サイン・看板、ストリートファニチャ、色彩など多様な景観影響要素の抽出、合成、加工、統合を静止画や3次元模型上に再現し視覚化する環境シミュレーション手法を開発した。これを用い、市民参加によるデザイン検討過程で、視覚化されたシミュレーション情報の有効性を確認した。
(2)まちづくり手法としての特徴と有効性の確認
対象事例をもとに、市民参加による計画の仕組み、デザイン決定の合意形成プロセス、そして個別デザインの検討における視覚メデイアの役割について、手法上の長所、短所を考察し、まちづくり手法としての特徴と有効性を確認した。
※上記(1)、(2)の一連の成果を2000年度・日本建築学会学術講演梗概集F-1、pp.979-984に発表した。
(2)まちづくり実験プログラムの応用
まちづくりの過程と環境形成を同時にシミュレーションする手法の特徴を活かし、都市計画教育プログラムの開発を進めた。
(1)大学院都市計画演習への応用
名古屋大学大学院工学研究科において2000年度の「建築・都市計画演習」のプログラムとして、都市環境デザイン、まちづくりプロセス、デザインワークショップ企画、計画プレゼンテーションにわたる実践的演習プログラムを開発し、これを三重県四日市市での事例研究に応用した。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 有賀隆,木方十根 他: "景観整備事業の実施計画策定の仕組み-協働参加による街路環境デザインに関する研究(1)-"日本建築学会学術講演梗概集. F-1. 979-980 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 有賀隆,恒川和久 他: "景観整備事業におけるデザイン決定プロセス-協働参加による街路環境デザインに関する研究(2)-"日本建築学会学術講演梗概集. F-1. 981-982 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 有賀隆,小松尚 他: "個別事項のデザインプロセスにおける検討メデイアの役割-協働参加による街路環境デザインに関する研究(3)-"日本建築学会学術講演梗概集. F-1. 983-984 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 有賀 隆、佐藤 滋、他: "視覚的環境認識による「建替えゲーム」の開発"日本建築学会技術報告集. 第9号. 219-222 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 有賀 隆、佐藤 滋、他: "まちづくりの科学"鹿島出版会. 382 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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