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コムギ春化要求性遺伝子Vrn-A1のイネゲノムを介したクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 11760001
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 育種学
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

加藤 清明  帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (60271748)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード春化要求性 / 感光性 / コムギ / イネ / 比較マッピング / ゲノムシンテニー / 種分化 / 開花期 / QTL / シンテニー
研究概要

候補遺伝子イネHd6とコムギVrn-A1の異同を以下の実験で実証した(Theoretical and Applied Geneticsに投稿中)。
1)イネの感光性遺伝子Hd6のホモログであるCasein Kinase IIα遺伝子(CKIIα)をコムギcDNAライブラリーからクローニングし,構造決定した。コムギCKIIα(tck2a:GenBank accession number AB052133)のORFは全長999bpからなり333のアミノ酸配列を推定した。これまでデータベース上で公開されているアラビドプシスのCKIIαとアミノ酸レベルで90.4%のホモロジーが認められた。また,ATP-binding siteとセリン/スレオニンプロテインキナーゼ活性部位は,ヒト等との間にも高い保存性が認められた。
2)tck2aをプローブとしてコムギゲノムのサザンハイブリダイゼーションから,ゲノム中のコピー数と座乗染色体を同定した。少なくともABDの各ゲノム中に複数のコピーが推定された。このうち異数体を利用することで5A,5B,5D染色体からなる第5同祖群染色体上に1コピーずつ座乗することを特定した。
3)tck2aの5A染色体上の座乗位置をRFLPマッピングにより同定した。tck2aは,Vrn-A1と1.1cMで連鎖する別の遺伝子であった。
4)マーカー数とマッピング集団の数を増やして,Vrn-A1のmap-based cloningに向けて精密地図を作成した。Vrn-A1を含む4.5cMの領域に9マーカーの地図(平均マーカー間隔0.6cM)を作成した。
木藤氏(岩手大学)の同定したオオムギで春化応答するESTsをオオムギ染色体連鎖地図上にRFLPマッピングした(Genome誌に投稿中)。コムギ5A染色体上のVrn-A1に対応するオオムギ5H染色体に春化に応答するESTを見出した。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 加藤清明,木藤新一郎,柴田沙矢香,三浦秀穂,沢田壮兵: "コムギ春化反応性遺伝子Vrn-A1とCKIIα遺伝子との連鎖関係"日本育種学会・作物学会北海道談話会会報. (印刷中).

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Kato K.,H.Miura,S.Sawada: "Detection of earliness per se quantitative trait locus in the proximal region of wheat chromosome 5AL"Plant Breeding. 118(5). 391-394 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 加藤清明,木藤新一郎,三浦秀穂,沢田壮兵: "春化処理に応答するオオムギcDNAクローンのマッピング1"育種学研究(日本育種学会第96回講演要旨集). 第1巻別冊2号. 138 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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