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カンキツにおけるマンダリン類染色体の多様性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 11760025
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 園芸・造園学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

山本 雅史  鹿児島大学, 農学部, 助教授 (00305161)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードカンキツ / マンダリン / 染色体 / 核型分析 / 蛍光染色 / 多様性
研究概要

昨年度に確立した染色体の解析法を用いて,本年度は日本,中国,インド,ベトナム等,原産地が異なるマンダリン18品種を供試してマンダリン類が示す染色体の多様性を解明した。
いずれの品種も染色体数は2n=18で,2倍体であることが確認できた。クロモマイシンA3(CMA)染色を行なったところ,CMA(+)領域の位置,有無からマンダリン類染色体は以下の6種類に分類できた。A:CMA(+)が両端と動原体付近にある,B:CMA(+)が一方の端部と動原体付近にある,C:CMA(+)が両端にある,D:CMA(+)が一方の端部にある,E:CMA(+)が動原体付近にある,F:CMA(+)がない。
供試品種の染色体パターンは次の通りであった。ホンチソウ:1A+1C+8D+8F,キノクニ:1C+8D+9F,地中海マンダリン:1C+10D+7F,シカイカン:1B+10D+7F,スンキ:12D+6F,カーブチー:2B+2C+5D+2E+7F,ケラジ:1A+1B+7D+1E+8F,コウジ:2B+1C+6D+9F,興津早生:1A+1C+8D+8F,十万温州:2C+8D+8F,シィクワシャー:1C+10D+1E+6F,タチバナ:1C+10D+2E+5F,クレオパトラ:15D+3F,ダンシー:1C+10D+7F,ポンカン:1B+1C+10D+6F,キング:1A+1B+1C+8D+7F,クネンボ:1A+1B+2C+5D+9F,クレメンティン:1B+1C+10D+6F。
以上のように,マンダリン類染色体には高度な多様性が存在することが明らかとなり,染色体レベルからもマンダリン類の遺伝的多様性および雑種性が確認できた。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山本雅史: "マンダリン類の蛍光染色"園芸学会雑誌. 69巻別冊1. 58 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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