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海藻中のポリフェノール化合物の安定性ならびに酸化還元性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11760146
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 水産化学
研究機関東京水産大学

研究代表者

吉江 由美子  東京水産大学, 水産学部, 助手 (40293097)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード海藻 / ポリフェノール化合物 / カテキン / フラボノイド / 脂質酸化
研究概要

ポリフェノール化合物の分布を調べるため、緑藻、褐藻、紅藻の食用海藻からカテキンならびにその他のフラボノイド類を有機溶媒により抽出を行い、高速液体クロマトグラフにより測定を行った。この結果、陸上植物に比べて異なる成分を多く含むことが明らかになり、それらの抗酸化性に関しても作用機構が相違することが予測された。この抗酸化性の発現に関して、一般に報告されている茶やワインと比較したところ、これら陸上植物では抗酸化性を発現する成分が、酸化されて化学形を変えているのに対し、海藻から抽出された成分は現存の測定方法では形をかえておらず、両者には異なった成分もしくは作用機構が働いていることが推測された。これまでの研究成果は、2000年8月に行われたインドネシアにおける"The JSPS International Symposium on Fisheries Science in Tropical Area"で"Polyphenolic compounds from seaweed:Distribution and first approach to find out useful effect as antioxidant"の表題で講演すると共に、2000年9月のドイツにおける"20th International Conference on Polyphenols"で"Antioxidant activity of polyphenolic compounds from seaweed and tea in oil emulsion model"の表題で発表を行い、現在論文作成中である。さらに、これら作用機構解明の一端として、鉄や銅などの酸化触媒に対するキレート形成効果に視点を置いて、海藻成分に茶やワインと同様のキレート形成効果があるのかなどを現在検討している。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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