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画像解析による牛脂肪交雑基準の自動判定とその遺伝的評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11760189
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

口田 圭吾  帯広畜産大学, 畜産学部・畜産管理学科, 助手 (50271747)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード牛脂肪交雑基準 / 牛肉色基準 / 肉牛 / 画像解析 / 脂肪交雑 / 遺伝的パラメータ / 黒毛和種
研究概要

デジタルカメラと照明装置とを一体化することで,鮮明な画像が採取可能な撮影装置を開発し,得られた画像を利用して,BMSナンバーならびにBCSナンバーを推定することを目的とした.撮影装置は,ドーム部,リング部およびデジタルカメラ部により構成されており,ドーム部の底面には,上方向に向かって570個の白色発光ダイオード(白色LED)がリング状に配置されている.また,リング部には,透過率80%の拡散板が設置されており,432個の白色LEDからの光を,被写体に照射させる働きを持つ.ドーム部底面と枝肉横断面が接触するため,鉛直方向かつ一定距離からの撮影を可能としている.BMSナンバーの判定に関し,黒毛和種肥育牛271頭について,開発した装置を用い撮影を行った.ロース芯表面で乱反射をおこした画像はなく,本装置を使用することで,安定的に鮮明な画像を採取できることが明らかとなった.格付員によるBMSナンバーを従属変数,画像解析形質および客観的に測定可能な枝肉形質(計148変数)を説明変数候補とし,逐次変数増減法による重回帰分析からBMSナンバーを推定した.説明変数候補から選択された6変数を利用した重回帰式を用いて,BMSナンバーの推定を行ったところ,推定したBMSナンバーと格付員によるBMSナンバーとの差が,±0である割合は,62.0%,±1以内である割合は97.0%となった.また,BCSナンバーの判定に関し,1,208頭の枝肉横断面を撮影し,変数逐次増減法による重回帰分析を行い,BCSナンバーを画像解析形質から推定した.推定されたBCSナンバーと格付員によるそれとが一致した割合は76.8%,それが±1以内であった割合は,100.0%となった.今後,さらに精度を向上すべく,新たな画像解析形質やアルゴリズムを検討する予定である.

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 口田圭吾 ら: "画像解析を用いたBMSナンバー推定における頭および背半棘筋情報の利用"日本畜産学会報. 71・9. J305-J310 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 口田圭吾 ら: "格付員により評価されたBMSナンバーと季節との関連性に対する画像解析による検証"日本畜産学会報. 72・7. J6-J12 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 口田圭吾 ら: "黒毛和種の枝肉形質ならびにロース芯断面に対する画像解析形質に関する遺伝的パラメータの推定"北海道畜産学会報. 43(印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 口田圭吾 ら: "枝肉横断面撮影装置の開発と得られた画像を利用したBMSナンバーの推定"日本畜産学会報. 72(印刷中). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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