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鳥類摂食関連遺伝子のクローニング及び中枢神経系での制御機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11760192
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用動物科学
研究機関三重大学

研究代表者

大久保 武  三重大学, 遺伝子実験施設, 助手 (70233070)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードニワトリ / レプチン受溶体 / 摂食 / レプチン
研究概要

ニワトリレプチン受容体に対するモノクローナルを作製し、3種類の抗体を得ることに成功した。この抗体を用いて免疫学的手法によるニワトリレプチン受容体の検出を行い、以下を明らかにした。
1)それぞれの抗体を用いたウエスタンブロット解析により、ニワトリレプチン受容体はいずれも約200kDaのタンパクとして検出され、本研究で得られたモノクローナル抗体はレプチン受容体のlong isoformに特異的に反応する事が明らかになった。
2)免疫組織化学法により、ニワトリレプチン受容体が脳内に広く分布し、特に視床下部領域に多く存在することを明らかにした。
3)ニワトリ脈絡叢ではレプチン受容体mRNA発現が高い事が明らかにされているが、脈絡叢では本抗体と反応する細胞が非常に少なく、ニワトリでも哺乳類で明らかにされているshortisoformに相当するmRNA及びタンパクが存在している可能性が強く示唆された。
ニワトリオレキシンcDNAのクローニングと、遺伝子発現について検討を行った。ニワトリオレキシンcDNAは658bpのクローンとして得られた。ニワトリと他の動物種のオレキシン前駆体タンパク質との間の相同性はアミノ酸レベルで約55%であった。ニワトリオレキシンmRNAは視床下部で発現が認められ、特に視索前野での高かった。しかし他の脳部位ではオレキシンmRNA発現は認められず、視床下部領域で特異的に発現しているタンパクであることを明らかにした。哺乳類においてオレキシンは摂食を刺激する事が明らかにされているが、生理的にほぼ絶食状態にある抱卵期のニワトリ視床下部領域のオレキシンmRNA発現は他の時期と変化がないことを明らかにした。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ohkubo,T.: "Structure and tissue distribution of chicken leptin receptor (cOb-R) mRNA"Biochim.Biophys.Acta. 1491. 303-308 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Ohkubo,T.: "Structure and tissue distribution of chicken leptin receptor (cOb-R) mRNA"Biochim.Biophys.Acta. In press. (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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