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画像解析法を用いた高血圧自然発症ラット血管壁内細胞のカルシウム動態解析

研究課題

研究課題/領域番号 11770043
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 薬理学一般
研究機関東京大学

研究代表者

高橋 徳志子 (山澤 徳志子)  東京大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (00282616)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードカルシウム / 血管平滑筋 / 高血圧自然発症ラット(SHR) / イノシトール
研究概要

組織構築を残したラットの動脈における個々の平滑筋細胞のCa^<2+>応答を可視化し、外部から全く刺激をしない状態でも自発的なCa^<2+>オシレーションを観察した。このCa^<2+>濃度上昇は、ノルアドレナリンのCa^<2+>オシレーションのピークサイズより小さいことより、Ca^<2+>リプルと名付けた。Ca^<2+>リプルは、アンジオテンシンIIに起因すると考えられ、Ca^<2+>リプルはACE阻害薬で消失することよりアンジオテンシンIIは局所レニン・アンジオテンシン系により産生されるものと示咳された。Ca^<2+>リプルと血圧調節に関わりを調べる目的で、高血圧自然発症ラット(SHR)の動脈を用いてCa^<2+>リプルを調べると、カルシウム波の伝わるスピードが若干上昇している傾向が認められた。しかし、Ca^<2+>リプルの出現率、ピークの大きさ、オシレーションの頻度は対象ラットと差が認められなかった。そこで、Ca^<2+>リプルとアンジオテンシンIIとの関わりを追求するために、アンジオテンシノーゲン欠損マウス(米国との共同研究)の血管壁を用いてCa^<2+>リプルを解析したところアンジオテンシンIIの生成が阻害されているにも拘わらず、コントロールマウスと同様にCa^<2+>リプルが観察された。アンジオテンシノーゲン欠損マウスで観察されたCa^<2+>リプルはアンジオテンシン受容体拮抗薬やACE阻害薬で消失するという従来のCa^<2+>リプルの性質を示した。全く予想外の結果を示したので、これが何に起因するのかを明らかにするために現在さらなる解析を進めている。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Asada Y.,Yamazawa Y.,Hirose K.,Takasaka T.,Iino M.: "Dynamic Ca^<2+> signalling in rat arterial smooth muscle cells under the confrol of local renin-angiotensin system"Journal of Physiology. 521. 497-505 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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