研究課題/領域番号 |
11770112
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 山形大学 (2000) 東北大学 (1999) |
研究代表者 |
仙波 秀峰 山形大学, 医学部・第一病理, 助手 (00302092)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 大腸癌 / 第1番染色体(1p35) / BACコンティグ / loss of heterozygosity (LOH) / 癌抑制遺伝子 / 1p / BAC / p73遺伝子 / MSI |
研究概要 |
ヒト大腸癌組織における第1番染色体長腕(1p35領域)はマイクロサテライト領域でのへテロ接合性の欠失が高頻度に生じているため、同領域に大腸癌の発生・進展に関与するがん抑制遺伝子が存在すると考えられている。その遺伝子を単離・同定する目的で1p35部分を含め第1番染色体長腕末端部分をカバーするBACコンティグの作成を試みた。 1p35-p36にマップされているexpressed sequence tag(EST)やマイクロサテライト領域のプライマーを用い、polymerase chain reaction(PCR)およびsouthern blotting法にてそのEST・マイクロサテライト配列の存在するBACクローンをBACライブラリーよりスクリーニングし単離を行った。また、それぞれのクローンの塩基配列を決定することにより互いに重複する領域を検索しコンティグを作成した。約40Mega Baseに渡る広い領域であるが、大部分をカバー出来るコンティグとなった。 現在、大腸癌細胞株へのBACクローンの導入の予備実験を行っており、がん抑制遺伝子の存在する領域・クローンについて検討を行う予定である。さらに、同部位に存在することが明らかとなっている遺伝子についても発現ベクターを用いて、細胞増殖をはじめとする機能などについて検討中である。
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