研究課題/領域番号 |
11770133
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
寄生虫学(含医用動物学)
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
佐貫 潤一 慶應義塾大学, 医学部・熱帯医学寄生虫学教室, 助手 (90255571)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 赤痢アメーバ / 形質転換 / プロモーター / 遺伝子発現 / ノックアウト / アンチセンス / トランスフェクション |
研究概要 |
赤痢アメーバの嚢子化機構は伝播に必須である。嚢子化機構を詳細に解析するために、関連種であるEntamoeba invadensを用いて、嚢子化に伴う遺伝子発現調節機構解析のための基礎的遺伝学手法の開発を試みた。E.invadensにおいて逆遺伝学的手法を導入するために、まず、リポソーム及びエレクトロポーレションを用いた遺伝子導入の可能性を検討した。導入プラスミドは赤痢アメーバのレクチン及びシステイン合成酵素遺伝子のプロモーターを蛍ルシフェラーゼレポーター遺伝子に繋げたものを用いた。リポフェクチン、リポフェクタミンなど数種のリポソームを用いても、エレクトロポーレションを用いても、E.invadensにルシフェラーゼの活性を検出することはできなかった。そこで、E.invadens特異的プロモーターの獲得を目的として細胞内小胞輸送において分子スイッチとして機能する低分子量GTP結合蛋白をコードする遺伝子を7種類獲得し、現在、全塩基配列を決定している。また、更に、他のE.invadens由来のプロモーターを用いて発現プラスミドを作成し、レポーター遺伝子導入を成功させようと試みている。
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