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小児肥満とその合併症の発症に関与する遺伝的素因および環境要因の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11770191
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関つくば国際大学 (2000)
筑波大学 (1999)

研究代表者

平野 千秋  つくば国際大学, 産業社会学部, 助教授 (50292561)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード小児肥満 / 遺伝 / 環境 / 生活習慣 / インスリン抵抗性 / 血圧 / 総コレステロール / HDL-コレステロール / 中性脂肪 / β3アドレナリン受容体 / マポE / マンジオテンシノーゲン
研究概要

1.小児肥満の発症に関与する遺伝子解析
モンゴル系人種の肥満に関与すると考えられる遺伝子多型Trp64Argに加え、Gln223Argについて、インフォームドコンセントの得られた小児を対象に解析した。結果は、Trp64Arg多型と肥満との関連は追認されたが、Gln223Arg多型については明らかでなかった(英文発表)。さらにいくつかの多型について、小児期の肥満発症との関連を検討中である。
2.小児肥満に関する生活習慣の検討
小児生活習慣病予防健診の事後指導を受講した保護者を対象に、児童生徒の生活習慣調査を行った。肥満児と非肥満児の生活習慣では、食生活や運動習慣の数項目に明らかな差が見られた(和文発表)。
3.小児肥満の予後と生活習慣病発症との関連
開設後10年以上経過した小児科肥満外来において、受診した肥満児の予後を郵送アンケートを用いて調査し、肥満児の予後、合併症の有無、生活習慣と肥満継続との関連を検討した。その結果、受診時に高度肥満であったものはほとんど成人肥満に移行していること、腹部肥満の予後が悪いこと、運動不足と喫煙習慣があるものに成人肥満が多いことなどが明らかになった(投稿中)。
4.肥満小児におけるインスリン抵抗性の新しいスクリーニング方法
肥満児には早期からインスリン抵抗性を有し、さまざまな合併症をかかえる一群があり、無駄な検査の回避、将来の合併症予防、早期教育のためにはスクリーニングの必要性がある。申請者らはそのめやすに、身長と体重から計算した肥満度に加え、視診で容易に判定できる頚部黒色表皮症の有無を採用した。肥満度、黒色表皮症の広がり方、腹囲、腹部CTスキャンによる内臓脂肪面積測定、空腹時採血による耐糖能検査、血中レプチン値などの項目で解析を進めている。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] K Endo,C Hirano,H Yanagi: "Association of Trp64Arg polymorphism of the β_3-adrenergic receptor gene and no association of Gln223Arg polymorphism of the leptin receptor gene in Japanese school children with obesity"International Journal of Obesity. 24. 443-449 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 遠藤数江,平野千秋,柳久子: "小児肥満児の生活習慣の問題点および両親の体格との関連についての検討"小児保健研究. 60.2(未定). (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Kazue Endo: "Polymorphisms of β3-AR and Ob-R gene and obesity"International Journal of Obesity. 24巻(in press). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 村田光範 編: "生活習慣病―小児から成人まで―"(株)少年写真新聞社. 60 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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