研究課題/領域番号 |
11770286
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
都野 晋一 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80281393)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 肝癌 / 免疫療法 / 樹状細胞 / 融合細胞 / 肝癌細胞 / 抗癌細胞抗体 / 腫瘍障害性T細胞 |
研究概要 |
樹状細胞と肝癌細胞の融合細胞を用いた新たな癌免疫療法開発のための基礎的検討を行うことが本研究の目的である。本年度は前年度の成果をもとに、肝臓への転移が高頻度に認められる肝癌細胞と樹状細胞と融合細胞を用い、in vitroにおいて肝癌細胞特異的細胞障害性T細胞の誘導が可能か否かをマウスを用いて検討し以下の結果を得た。 1)肝転移癌細胞に対する抗腫瘍効果の検討 肝臓に高い転移能を示す癌細胞株(C-1300 neuroblastoma, RL male 1 B lymphomaなど)を用いて樹状細胞との融合細胞による抗腫瘍免疫誘導を試み、その予防、治療効果について検討したところ、前もって融合細胞を投与するといずれの細胞株でも肝転移が抑制されることが示された。 2)特異的細胞障害性Tリンパ球クローンの樹立と標的抗原の同定 肝転移が抑制され特異的免疫の成立したマウスよりリンパ球を得て、融合細胞との混合培養を行い、特異的細胞障害性Tリンパ球(CTL)クローンを樹立した。現在、得られたクローンのT細胞リセプターの認識するペプチドの同定を、分画された肝癌細胞のMHC class I結合性ペプチドをパルスした標的細胞へのCTLクローンの障害性を調べることにより検討中である。
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