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肝硬変患者の易感染性におけるC型肝炎ウィルスエンベロープ蛋白質の関与について

研究課題

研究課題/領域番号 11770294
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器内科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

谷 知子  関西医科大学, 医学部, 助手 (40268347)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードHCVエンベロープ蛋白質 / 肝硬変症 / 易感染性 / C型肝炎ウィルス / ケモカイン / C型肝硬変症 / 遊走能
研究概要

1.HCVエンベロープ蛋白質の精製:既知のHCVエンベロープ蛋白質(E1,E2)cDNA塩基配列を比較検討し、coding regionを特異的に増幅し得るプライマーをDNA合成機で合成した。健常者ならびにC型肝硬変患者から同意を得て血液を採取し、白血球分画を精製した後にmRNAを抽出し、これをテンプレートとしてRT-PCRを行い、各々の遺伝子を増幅した。これらの遺伝子配列を決定することで既知の遺伝子と配列が同一であることを確認した。さらにこれらを個別にバキュウロウィルス発現系に組み込むことによりエンベロープ蛋白質を大量発現させ、SDS-PAGE法を用いてこれら蛋白質の発現確認を行った。
2.単球・好中球の遊走能に関する検討:C型肝硬変症、C型肝炎ウィルスキャリアおよび健常者から同意を得て血液を採取し、各々からFicoll-paqueで単球を分離して培養液に移した。走化性因子として各種ケモカイン(MIP-1β,RANTES,MCP-1,SDF-1α)を加え、ケモタキシスチャンバーを用いて遊走の程度を評価したところ、C型肝炎ウィルスキャリアと健常者の間には遊走能に差が見られなかったが、肝硬変患者は特にMCP-1の添加により遊走能が低下する傾向が見られた。さらに分離した好中球についてもIL-8や細菌由来の合成ペプタイド(fMLP)を走化性因子として添加したところ、遊走能が増強する傾向であった。
今後は1.で精製したHCVエンベロープ蛋白質を単球や好中球に添加することで走化性因子を加えた時の遊走能の変化を観察する予定である。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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