• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヒト細小動脈におけるATP感受性カリウムチャネルの役割に関する研究:生理的意義および病態による修飾の検討

研究課題

研究課題/領域番号 11770345
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関弘前大学

研究代表者

石坂 浩  弘前大学, 医学部・附属病院, 助手 (90291244)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード微小循環 / 動脈硬化 / ATP感受性カリウムチャネル / アデノシン / アシドーシス / 高血圧症 / 糖尿病
研究概要

ヒトの血流調節におけるK_<ATP>チャネルの役割を検討するために、外科手術をの際に患者より切除した組織を用いて以下の研究を計画した。組織より細小動脈を顕微鏡下に摘出し、その両端にマイクロピペット(先端40-50μm)を挿入、リザーバーの水位を変化することにより60cmH_2Oの内圧を加え、自発性収縮を得る。血管内径の変化はVideomicroscope法により、モニター下に観察、測定する。グリベンクラミド投与前後で、K_<TAP>チャネルオープナー、アデノシン、アシドーシスなどによる血管内径の変化を観察し、ヒト細小動脈においても、K_<ATP>チャネルの活性化により血管拡張が生じ、アデノシン、アシドーシスの血管拡張がこの機序を介することを確認する。さらに動脈硬化、高血圧、高血糖などの患者より得られた組織から摘出した細小動脈を灌流し、K_<ATP>チャネルオープナー、アデノシン、アシドーシスによる血管拡張を観察し、これらの病態のない患者の細小動脈の拡張と比較する。
微小血管観察システムのセットアップが遅れていたが、平成12年度は実験系のセットアップを終了し、実験動物から得た細小動脈を用いて予備実験を開始した。安定した結果を充分に得られるようになってから、計画のヒトの細小動脈を用いての研究を開始する。研究に使用する組織としては、ヒト腸間膜動脈の細小動脈を使用し、K_<ATP>チャネルの役割のみならず、NO、プロスタグランディンの関与についても調べる予定である。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi