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心筋細胞における細胞周期制御機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11770373
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

長嶋 浩貴  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (30246491)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード心不全 / 細胞周期
研究概要

本研究の目的は、心筋細胞における細胞周期の制御機構を明らかにし、細胞分裂再開による心筋細胞再生という形での心不全の新しい治療法の可能性を検討することである。
そのために、細胞周期制御蛋白であるcdk2,cdc2の心筋細胞特異的トランスジェニック・マウスを作製し、それらの心臓を解析することにより、心筋細胞における細胞周期制御機構を明らかにし、心筋細胞再生の可能性につき検討を加えることを目的として研究した。
cdc2の心筋細胞特異的トランスジェニック・マウスが正常に発生、生育するのに対して、cdk2の心筋細胞特異的トランスジェニック・マウスは心肥大が認められたが、個々の心筋細胞のサイズはむしろ小さく、細胞分裂が亢進している結果と考えられた。cdk2の心筋細胞特異的トランスジェニック・マウスでは心不全を合併し、発現の多いラインは死亡した。
cdk2,cdc2の心筋細胞特異的トランスジェニック・マウスで、このような差異が生じるメカニズムは明らかではないが、DNA、RNAレベルでは問題ないが、蛋白レベルで生成されていないことが明らかになった。Post-transcriptionalな制御がなされている可能性が考えられた。
今回の解析により、心筋細胞における細胞周期制御機構の一部を明らかにし、心筋細胞再生の可能性につき検討を加えることができたと考える。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Hai-Sun Liao,Hirotaka Nagashima: "Cardiac-specific overexpression of cyclin-dependent kinase 2 increases smaller mononuclear cardiac myocytes."Circ Res.. 88. 443-450 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Haisun Liao,Hirotaka Nagashima: "Cardiac-Specific Overexpression of Cyclin-dependent Kinase-2 Displays Increased Number of Mononuclear Adult Cardiac Myocytes with Decreased in Cell Size"Circulation. 100,18. I-353 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 長嶋浩貴 川名正敏 笠貫宏: "循環器疾患における分子治療の可能性"循環制御. 20巻3号. 277-280 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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