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JAB、STAT3遺伝子導入によるin vivo血管平滑筋細胞増殖抑制について

研究課題

研究課題/領域番号 11770383
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 循環器内科学
研究機関久留米大学

研究代表者

関 幸彦  久留米大学, 医学部, 助手 (00279168)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードStat3 / 血管リモデリング / 遺伝子治療 / 細胞増殖 / アポトーシス / JAB / Jak / STAT / 血管平滑筋細胞 / 再狭窄
研究概要

(1)JAB cDNA組込みアデノウイルス・ドミナントネガティブSTAT3 cDNA組込みアデノウイルス作成
JAB cDNAおよびドミナントネガティブSTAT3 cDNAをpAdCMVLink-1に組換え、pAdCMVJAB,pAdCMVDNS3を作成。それぞれをアデノウイルスベクターADVCMVLacZと293細胞にco-transfectionし、組換えアデノウイルスADVCMVJAB,ADVCMVDNS3を作成を試みた。この過程でpAdCMVJABは293細胞の増殖を著しく抑制することが見いだされ本方法ではpAdCMVJABの大量精製は不可能であると判断した。そこでADVCMVDNS3についてのみ組換えアデノウイルスDNAを抽出しPCR法により組換えを確認後、ウイルスを大量精製した。
(2)再生内膜肥厚に対するADVCMVDNS3遺伝子導入の効果検討
ラット頸動脈バルーン傷害時に傷害局所の内腔から特殊バルーンカテーテルを用いてDNS3遺伝子を導入した。傷害血管におけるDNS3発現とそれに伴うStat3リン酸化の抑制をウエスタンブロット法を用いて確認した。DNS3遺伝子導入により新生内膜形成が著しく抑制された。その機序として、新生内膜における平滑筋細胞増殖の抑制と(BrdUラベル法)、アポトーシスの亢進(TUNEL法)が関与することが明らかとなった。全身臓器の炎症所見や多臓器におけるDNS3遺伝子発現はみられず明らかな副作用はなかった。以上から、Stat3が新生内膜平滑筋細胞の増殖亢進・アポトーシス抑制を介して血管傷害によるリモデリングに重要な役割を果たしており、Stat3活性を制御する遺伝子治療が有効である可能性が示された。今後、大同物を用いた実験を行い臨床応用に結びつけたい。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shibata R,Seki Y, 他9名2番目.: "Adenovirus-mediated in vivo gene transfer of dominant negative STAT3 inhibits neointimal formation after vascular injury."Circulation. 102号. II-317 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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