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シュードタイプ・バキュウロウイルスベクターを用いたSly病マウスの遺伝子治療

研究課題

研究課題/領域番号 11770429
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

小林 博司  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90266619)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードバキュロウイルス / シュードタイプ / Sly病 / 神経系初代培養細胞 / 遺伝子治療
研究概要

Sly病の遺伝子治療を目的とした新しい遺伝子導入法として、今回バキュロウイルスを用いた系を検討した。更にin vivoでの神経細胞への遺伝子導入の前段階としてラット神経系初代培養細胞への遺伝子導入をpseudotypeを用いて検討した。方法としてはまず、Sly病の欠損酵素であるβ-glucuronidase発現遺伝子(HBG)を挿入した組替えバキュロウイルスをヒト肝細胞癌セルラインであるHepG2に感染させその導入効率を検討した。またLacZ,VSVG(水泡性口内炎ウイルス糖蛋白発現遺伝子)を組み込んだpseudotype baculovirusをRat primary mixed glial cultureに3日間感染させたあとβ-galおよびGFAPの二重染色を施行。Double positive cellを検討することによりアストロサイトへの導入を検討した。
結果はCAGプロモーターを持つ発現ベクターを用いてHepG2に感染させた場合mock41nmol/mg/hrに対し223-1397nmol/mg/hrと高い導入効率を得た。またpseudotype baculovirusをRat primary mixed glial cultureに感染させた結果、全アストロサイト(n=500)のうち4.7%にlacZの導入が確認された。今回バキュロウイルスを用いた系として初めて神経系初代培養細胞への遺伝子導入に成功した。その機序としてpseudotypeにすることにより宿主細胞内での小胞体などへの取り込み率が低下するため導入効率が上昇すると考えられた。これはバキュロウイルスを用いた系におけるin vivoでの神経系細胞への遺伝子導入の可能性を示唆する結果であり、今後HBGを組み込んだpseudotype baculovirus等を用いて更なる検討を続ける予定である。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ohashi T.,Kobayashi H.: "Eduction of Lysosomal storage in Murine Mucoplysaccharidosis Type VII by Transplantation of Normal and Genetically Modified Macrophages."Blood. 95(11). 3631-3633 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] Ohashi T.,Kobayashi H.,et al.: "Eduction of Lysosomal storage in Murine Mucoplysaccharidosis・・"Blood. (in oress).

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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