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サイトカインによる新生児好中球活性酸素産生能の制御について

研究課題

研究課題/領域番号 11770434
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関関西医科大学

研究代表者

藤原 亨  関西医科大学, 医学部, 助手 (20288830)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード好中球 / 活性酸素産生能 / 貪食能 / 新生児 / サイトカイン
研究概要

我々は、新生児好中球の過酸化水素産生能が成人好中球より亢進しており、さらに早産児が正期産児より亢進していることを報告した。また、亢進させている因子は血漿に含まれていることを証明した。血漿因子としてサイトカインが想定され、我々の実験系(propidium iodidcで標識した黄色ブドウ球菌・DCFH-DAとフローサイトメトリーを用いて全血中好中球の貪食能と貪食後過酸化水素産生能を同時測定する方法)におよぼす影響を検討した。その結果、IFN-γ、G-CSFとIL-1βに貪食刺激後の過酸化水素産生能を亢進させる傾向があり、その傾向は成人、正期産児、早産児それぞれで同程度(10〜15%増加)にみられた。上記サイトカインの相乗効果を検討するため、好中球を貪食刺激する前に2種あるいは3種のサイトカインを同時、あるいは前後に加えて短時間(1時間以内)振盪加温した。いずれの組み合わせあるいは添加順序でも、各種サイトカインを単独で加えた場合以上には亢進効果はみられなかった。また、前出のサイトカインの血漿中濃度を成人、正期産児、早産児間でELISA法により測定比較したが、いずれのサイトカインも3群間で差はなかった。
新生児期の好中球機能を制御しているのは既知のサイトカインではなく、未知のサイトカイン、あるいは活性酸素消去物質(例えばアスコルビン酸、ビタミンE、カタラーゼ)の可能性も考えられる。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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