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原発性限局性皮膚アミロイドーシスにおけるアポリポ蛋白E代謝異常の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11770463
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 皮膚科学
研究機関山口大学

研究代表者

古元 礼子  山口大学, 医学部, 助手 (70311818)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード原発性限局性皮膚アミロイドーシス / アポリポ蛋白E / アポE分解産物 / アミノ酸配列決定 / アポリポ蛋白E(アポE)
研究概要

原発性限局性皮膚アミロイドーシスの病変部組織にアポリポ蛋白E(アポE)とその分解産物が存在することが明らかになっている。その病変部に存在するアポEとその分解産物がどのように形成、沈着するかを明らかにすることが疾患の原因解明と治療に役立つと考え、次の検討を行った。
1.病変部組織に存在するアポE分解産物のアミノ酸配列の解析
アミロイドの存在する病変部から抽出したアミロイド蛋白を、SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動後、PVDF膜にブロッティングした。アミドブラックで染色し、目的とする相対分子量14Kのところを切り取り、気相式プロテインシーケンサーABI-470Aでアミノ酸配列の決定を行った。
結果:得られたアミロイド蛋白の純度が低く確定はできないが、14KのアポE分解産物はN末から166番目で切れたC末端ペプチドの可能性が考えられた。
2.アポE分解産物の形成機序についての研究
14KのアポE分解産物産物がどのように形成されるのか、血漿中に存在するアポEの経時的変化を調べた。
健常者から採取した血漿を4℃で保存し、1ヶ月、6ヶ月で生じるアポE分解産物の量をSDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動後、イムノブロッティングを行い検討した。また、アポEの酸化修飾の影響も調べるため、窒素充填の有無で同様に検討した。
結果:採血直後では14KのアポE分解産物産物は確認されなかったが、1ヶ月後では、分解産物産物が出現し、6ヶ月後ではその量が増加した。アポE分解産物産物形成への窒素による影響は認められなかった。アポEは血漿中の成分(酵素)によって分解されることが示唆された。よって、アポEが病変部に沈着し、その後分解される可能性が考えられた。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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