研究課題/領域番号 |
11770495
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
山本 正二 千葉大学, 医学部・附属病院, 助手 (40302567)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 腫瘍硬度 / パワードプラー法 / 低周波振動 / 超音波診断 / 縦振動 / パワードプラー / ファントーム |
研究概要 |
腫瘍の良悪性や周囲組織への浸潤は、触診上硬度の違いとして認識される場合が多い。しかし、現在の画像診断は腫瘍の硬度を反映する方法が無く、触診による診断法より劣っている。本研究は腫瘍の硬度差を加味した画像の作成を目的に行った。昨年度は、至適低周波振動発生装置の開発を行い、ファントーム用いて、超音波パワードプラーにより検出可能な動きの波長、出力等について検討した。本年度は昨年度作成した低周波発生装置を用いて、各種の硬度を持つ寒天中に、異なる硬度を持つ軟部組織と同様な物質を埋没し、硬度の異なるファントームを作成した。このファントームに低周波を与え、その時の変化をパワードプラーで撮像した。振動には縦方向と横方向があるが、このシステムでは縦方向の振動を極めて良好に画像化できた。約10nmの位相のずれを画像として描出した。しかし、横方向の位相のずれを画像として描出することは困難であった。また、工学的に算出される位相のずれと、画像化されたものの関連にしての検討も行っているが、両者の関係を明確にするには至らなかった。縦方向の位相のずれはパワードプラーにより検出して、画像化することは確実にできることが明らかになった。しかし、今後は工学の専門家の知識を借用し、物理学的な位相のずれと画像化されたものの相関を明瞭にし、臨床的に応用できる機器の開発を行う予定である。
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