研究課題/領域番号 |
11770522
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
川瀬 貴嗣 慶應大, 医学部, 助手 (80306795)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | Tc-99m / 低酸素 / 腫瘍 / オートラジオグラフィ / 酸素分圧 / 非侵襲的イメージング |
研究概要 |
本研究は、Tc-99m標識化合物、Tc-99m-HL-91がTc(テクネチウム)の特殊な酸化/還元状態を反映して、低酸素の状況では安定性が高く、集積性が高い事を利用して、組織内部の酸化還元の状態をTc-99m-HL-9の集積状態から測定することを目的としたものである。 実験はヒトの腫瘍(胃癌、大腸癌、肺癌、類上皮癌)を植えたマウスについて行い: (1)Tc-99m-HL-91を投与後、組織切片を用いてTc-99mの組織内分布をオートラジオグラフィにて検討し、さらに切片をHE染色により、生存の部分と壊死の部分とを判別した結果、集積と組織の低酸素状況とが一致する(生存部分と壊死部分との境界領域に非常に強いTc-99m-HL-91の集積を認める)ことを確認した。 (2)腫瘍に酸素分圧プローブを挿入して酸素分圧を測定した結果、腫瘍内の酸素分布とTc-99m-HL-91のそれとの間に有意な相関を認めた。 以上の結果から、Tc-99m-HL-91を用いたイメージングは腫瘍の低酸素を非侵襲的に評価できる方法として有望であることが示された。
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